Copilot+ PCとなった「Surface Pro(第11世代)」を試す Snapdragon Xシリーズを搭載してアグレッシブにモデルチェンジした成果は?(2/4 ページ)
世界初の「Copilot+ PC」として世に投入された、Microsoftの「Surface Pro(第11世代)」。その実像はいかほどか、実機を通して検証していく。【更新】
Snapdragon X Elite構成は「有機ELディスプレイ」搭載
Surface Pro(第11世代)は、大きく分けると下位の「Snapdragon X Plus+液晶ディスプレイモデル」と、上位の「Snapdragon X Elite+有機ELディスプレイモデル」に二分される。それぞれに内蔵メモリとストレージの容量のオプションがいくつかあり、5G対応モデルは事実上の固定構成となる。
今回はSnapdragon X Elite+有機ELディスプレイモデルをレビューしているが、搭載している有機ELディスプレイはパネル解像度が2880×1920ピクセル(アスペクト比3:2/267ppi)で、sRGBの色域を100%カバーし、リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。タッチ操作/ペン入力も可能で、表面は光沢(グレア)加工だ。
ディスプレイの上部には、WQHD(2560×1440ピクセル)撮影と顔認証に対応するWebカメラを搭載している。背面側にも約1000万画素のカメラを備えている。
Bluetooth接続も可能な「フレックスキーボード」
先述の通り、Surface Pro(第11世代)はキーボードとペンが別売だ。販路によっては本体とセット販売されることもあるが、基本的には必要に応じて準備する必要がある。
キーボードについてはSurface Pro 8/X以降との共通オプションで、既存の「Surface Pro キーボード」「ペンストレージ付き Surface Pro キーボード」に加えて、本製品に合わせて登場した新製品「Surface Pro フレックスキーボード」も利用できる。
今回の評価機は、Surface Pro フレックスキーボードの「Surface スリム ペン」付きが付属してきた。フレックスキーボードにはスリム ペン(直販価格2万2270円)が別売のパッケージ(直販価格6万2480円)と付属するパッケージ(8万80円)の2種類がある。Surface対応ペンを既に持っている場合は別売パッケージを買うとよいのだが、その場合はカラーがブラックのみとなる。
このキーボードはポゴピンによる接続に加えて、Bluetoothによる無線接続にも対応している(※2)。公称サイズは約221(幅)×28(奥行き)×5.25(厚さ)mm、重量は約340gで、Bluetooth接続用のバッテリーも内蔵されている。奥側には充電機能付きのペン収納部も備える。カバー外側やパームレストは、スエード調の人工皮革「アルカンターラ」を使用し、手になじむ感触に仕上げられている。
(※2)Windows 10がプリインストールされている対応モデルにおいてBluetooth接続で利用する場合は、OSをWindows 11にバージョンアップする必要があります
Surface Pro フレックスキーボードは、専用端子による直接接続に加えて、Bluetooth接続にも対応する。Copilotキーを搭載しており、キーピッチは実測で約19mmあり、スイッチの感触も良好だ。白色LEDのキーボードバックライトも装備している
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