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2025年「新型iPhone」の選び方 主にカメラ視点でチェックして分かった違い 撮影サンプル多数:本田雅一のクロスオーバーデジタル(3/3 ページ)
2025年の「新型iPhone」がまもなく発売される。買い換えを検討するにしても、どこに注目して選ぶべきなのだろうか。主にカメラ視点で先行レビューして分かったことをお伝えする。
2つの経路で未来を示すApple
iPhone 17はスタンダードモデルとしてさらに強力になった印象だが、iPhone 17Pro/Pro MaxとiPhone Airが見据えているのはスマートフォンの未来像だ。
どの選択においても、2400万画素が標準の写真、1800万画素インカメラ、刷新されたユーザーインタフェース(UI)という共通する進化が支えているため、撮影行為そのものが確実に楽になる。
スマホカメラに求める価値が「遠くを切り取る画作り」なのか、「軽やかな日常の可搬性」なのか、それとも「バランスの良い標準性能」なのか――価値観に応じて選択すれば、後悔のない決断ができるはずだ。
Appleは、未来的なフォームファクターのiPhone Airによって未来を見せようとする一方で、オンデバイスでのAI処理を重視した高い性能を求める人の受け皿としてのiPhoneも同時に設計すると言う2つの経路での未来を示した。
ここではカメラにフォーカスして評価を行ったが、次のコラムではその優れた性能をどのように最新のプラットフォームが受け止めているかを分析することにしたい。
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