できるビジネスマンのノウハウ伝授
第4回 Excelデータの上手な料理法 - その2-(3/4)
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で、完成したのがこれ。レイアウトは、製品名と価格が一覧できる一覧レイアウトと、写真や解説も見ることができる詳細レイアウトの2つを用意してみた。
この2つのレイアウトを切り替えるボタンを作成して、あとは製品の各メーカーから提供してもらったそれぞれの写真を、サンプルとしてデータベースに登録して完成。ファイルメーカーProで作成しているので、レコードを移動すれば、カタログのページをめくっているのと同じことになる。自分で触ってみても、これならいけそうかなという感触だ。
商品カタログツールの完成版を披露
早速、プロジェクトチームに見てもらうと、なんと好評。しかも、ココまで作るのにほんの小一時間。実際にExcelからの変換を見せると「おぉ」と声があがった。
福島課長代理 「この画像なんか、入力するのは大変なんだろ? 画像専門のデータベースってのがあるくらいだから」
田中君 「いや、とても楽なんですよ。ただ、画像ファイルをこの画像フィールドにドラッグ&ドロップで落とすだけなんです。実際、メーカーのWebページにある写真を、ブラウザから直接ファイルメーカーProに持ってくるだけなんですよ」
福島課長代理 「へえ、そいつは楽だなあ。これなら商品数が増えていっても登録にさほど時間を取られることもなさそうだ。それに、このスペック表はExcelと違ってきちんとフォーマットされてるし、見やすいね」
田中君 「ありがとうございます。こういうワープロ並み、いやそれ以上のドローソフトのようなレイアウト機能がこのソフトのいいところなんです。あと、これも見てくださいよ」
田中君が商品カタログの[詳細URL]ボタンをクリックすると、メーカーのWebページが自動的にブラウザに表示された
福島課長代理 「おぉ。ボタン一つで、Webページにアクセスできるなんて、これは便利だな。商談中に、商品についてわからないことがあったら、メーカーのWebページですぐ探せるな。商談がスムーズになって、いいじゃないか」
電子カタログに全部の写真、スペックデータ、メーカーのURLを登録して、電子カタログツールの完成である。
見積書作成ツールを作る
[高岡幸生(ジェネコム), ITmedia
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