PUPdate流 HDD大研究よりコンパクトに、より使いやすく――Maxtorの外付けHDD「OneTouch」(1/3)ボタン一押しでデータをバックアップできるOneTouch機能搭載の外付けHDD。ケース素材のアルミ化により、従来モデルよりもさらにコンパクトになった。USB 2.0とIEEE 1394に対応する。実売価格も同等のベアドライブ価格+1万円とお買い得だ。
日本マックストアの外付けHDD「OneTouch」は、外付けHDDとして定評があった「Personal Strage」シリーズの後継となる製品だ。
日本マックストアの新しい外付けHDD「OneTouch」シリーズ 新製品では「OneTouch」という名称を前面に打ち出したことからも分かるように、“ボタン一押し”のバックアップ機能はさらに使いやすくなっている。この点では、特に設定ツールがより洗練されていることが目立つ。また、ケースのアルミ化など、デザイン面での変更も少なくない。 それではOneTouchをデザイン、パフォーマンス、使いやすさの3点からレビューしていこう。
OneTouchはケースが小さいにもかかわらず、アルミ素材の採用によって内部の熱を効率よく放熱できるためか、触ればほんのり暖かさが伝わってくる程度であり、全く気になるようなレベルではない。 前面は非常にシンプルなデザインになっているが、このOneTouchボタンには2個の青色LEDが仕込まれており、アクセス中は交互に点滅する。このため、遠くからでも状態の判断が容易など、視認性も向上している。 内部のスペックについては、ケースがシールで封印されているため、カタログスペック以上のことは正確には分からない。 ただ、OneTouchはUSB 2.0とIEEE 1394の2種類のインタフェースを備えているが、このうち内蔵ドライブのATAとのATA-IEEE 1394ブリッジチップに関しては、Oxford Semiconductor社の「OXFW911」を使用しているようだ(同社サイトの仕様情報)。このOXFW911はスピードの点で定評があるブリッジチップなので、パフォーマンスには十分期待が持てる。 中身のドライブは、テストした200Gバイトモデルの場合、回転速度:7200rpm、キャッシュ容量:8Mバイトというスペックからして、同社の「DiamondMax Plus 9」だろう。プラッタあたり80Gバイトと、現在のところトップクラスの容量を誇るドライブであり、8Mバイトのキャッシュと相まって、普及タイプとしてはスペック的にも高性能を期待できるドライブの一つだ。なお、使用ドライブ自体は、Personal Storage 5000DVと同じものを使っていると思われる。 では、次はベンチマークを行ってそのパフォーマンスを見てみよう。ベンチマークはUSB 2.0とIEEE 1394で測定した。
まずは「WinBench99 Ver.2.0」によるハードディスク関連ベンチマークの値を見てみよう。
表1 測定に使用した機器と測定条件 ちなみに、評価に使った機材は以上のようなものだ。現時点ではごく平均的なシステム構成と言えるだろう。 [橋本新義(オンサイト), ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. PUPdate流 HDD大研究FEED BACKピックアップ
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