もらってうれしい、ファストフードのケータイクーポンは
アイシェアがファストフードショップでのケータイクーポンの利用実態に関する調査結果を発表。会員登録はマクドナルドが最も多く、もらってうれしいクーポンは「定番商品セットの割引」が最多となった。
アイシェアは3月6日、「ファストフードでのクーポン利用に関する意識調査(2回目)」の結果を発表した。調査は2月13日から同18日まで、同社が運営する無料メール転送サービスCLUB BBQの20代から40代を中心とする会員を対象に実施したもので、有効回答数は469人。
同調査によれば、ケータイクーポンを配信するファストフードショップに会員登録をしている人の割合は、全体で26.2%。特に女性が28.2%、30代が28.4%と登録者が多いことが分かった。
会員登録をしているのは「マクドナルド」が87.8%で第1位となり、2位の「ケンタッキー」を65ポイント引き離した。20代では、1位が「マクドナルド」で75.0%となったが、「ケンタッキー」「モスバーガー」「ロッテリア」の数値がそれぞれ43.8%、31.3%、12.5%と、他の年代よりも高かった。会員登録をしている20代は25.8%と、それほど高くないことから、複数に登録している人が多いことが分かる。
なお、ケータイクーポンがあることを理由に「買ったことのない商品を注文したことがあるか」どうかを聞くと、「ある」という回答が59.3%にのぼった。男女別では、「ある」と答えた女性が63.9%で男性を9.1ポイント上回り、年代別では、20代が75.0%だったのに対し、40代は44.4%と、女性と若い世代ほどクーポンを積極的に利用し、未経験のメニューを試す傾向にあることが分かった。
会員登録後に「その店に行くことが増えたか」を聞くと、「増えた」が8.1%、「どちらかというと増えた」が23.6%となり、合わせて31.7%でケータイクーポンの会員登録が来店動機につながっていることが分かった。
「どんなケータイクーポンがうれしいか」については、「定番商品セットの割引」が22.2%で最多となり、以下「定番商品単品の割引」が18.6%、「新商品単品の割引」が17.9%、「新商品セットの割引」が17.1%と続いた。男性や30代では「定番商品セットの割引」がトップなのに対して、女性や40代では「定番商品単品の割引」がトップ。また20代では、「新商品単品の割引」が24.2%でトップとなるなど、性別、年代による好みの違いが見られた。
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