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Androidを組み込みシステムで活用――普及促進団体「OESF」が活動開始
Androidを組み込みシステムで活用するための普及促進団体「OESF」が発足。参加会員各社が共同で共通フレームワークやプラットフォームを開発する。
Open Embedded Software Foundation(以下OESF)は3月24日、GoogleのOpen Handset Allianceが推進する携帯向けオープンソースプロジェクト「Android」を、組み込みシステムで利用するための標準化、共同開発、普及促進を図る法人として本格的な活動を開始すると発表した。
OESFはAndroidを組み込みプラットフォームとし、携帯電話機以外のさまざまな機器に対して、参加会員各社で共通フレームワークやプラットフォームを共同で開発し、その普及を促進する法人。開発したソフトウェアは、原則としてApache2.0のライセンス契約に従って、無償のオープンソースとして公開する。
当初は組み込みシステムベンダーや半導体ベンダーなど20社以上が参加。年内には100社ほどの会員規模を予定している。同時に台湾支部の活動も開始し、日本企業と台湾企業との情報流通および共同開発を促進する。韓国、中国にも順次展開する予定だ。
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