ケータイの割引サービス、3割が“キャリア選びの重要な検討材料”
アイシェアが、携帯電話の割引サービスに関する意識調査の結果を発表。ケータイキャリアを選ぶ際、3割が“割引サービスが重要な検討材料になる”と回答した。
アイシェアは4月6日、「携帯電話の割引サービスに関する意識調査」の結果を発表した。調査は3月20日から同23日まで、同社が運営する無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は416人。
各キャリアのユーザーに、利用している割引サービスがあるかを聞いたところ、「ある」と答えたユーザーが最も多かったのは「au」で、少なかったのは「ソフトバンクモバイル」だった。ソフトバンクモバイルユーザーは、利用しているサービスがあるかどうか「分からない」と答えた人のが16.9%で、ドコモやauの2倍以上となった。
キャリアごとに利用が多い割引サービスを見ると、ドコモは75.9%を占めた「ファミリー割引・ファミ割MAX50」、auは80.0%を占めた「ダブル定額」、ソフトバンクモバイルは49.4%を占めた「パケットし放題」がそれぞれトップを獲得。キャリアごとの特色が現れる結果となった。
また携帯電話を所有する際、自分でキャリアを決めたことがある人に、各キャリアの割引サービスで魅力的だと思うものを複数回答形式で聞いたところ、「ファミリー割引・ファミ割MAX50(ドコモ)」がトップを獲得。「パケットし放題(ソフトバンクモバイル)」が2位、「誰でも割(au)」が3位と並んだ。突出して人気が高い割引サービスやキャリアはなく、上位に入ったのは利用している割引サービスと似た傾向がみられたという。
携帯キャリアを選ぶ際に、割引サービスが「重要な検討材料になった」と回答したのは全体の30.2%で、「少し検討材料になった」の39.6%と合わせると、割引サービスは約70%の人のキャリア選択に影響を与えていることが分かる。また「基本料金が安いキャリア」と「携帯電話の端末価格が安いキャリア」では、性別、年代を問わず80%以上が「基本料金が安いキャリア」の方が魅力的だと回答している。端末機が安いよりも、ランニングコストの安さがキャリア選択の重要なポイントとなるようだ。
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