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中古ケータイの購入、20代の約4割が“興味あり”

ネットエイジアが、中古ケータイに関する意識調査の結果を発表。中古ケータイの購入については、3割弱が興味を示しており、20代では約4割が“興味あり”と回答している。

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Photo 中古ケータイの購入に対する興味の有無

 ネットエイジアは4月28日、中古ケータイに関する意識調査の結果を発表した。同調査は4月4日から同14日まで、15歳から49歳のケータイユーザーを対象に実施したもので、回答サンプル数は1000人。

 中古ケータイが販売されていることを知っているかを聞いた結果、1000名中の48.2%が「知っていた」と回答した。年代別にみると、10代が42.0%、20代と30代がともに50.8%、40代が49.2%となり、10代の認知が最も低いことが分かった。またキャリア別では、ソフトバンクモバイルユーザーの認知が59.0%で、ドコモユーザーの47.0%やauユーザーの47.1%を上回っている。

 中古のケータイを購入することに興味があるかを聞くと、「興味がある」が9.8%、「やや興味がある」が18.8%と、全体で28.6%が興味を示した。年代別に見ると、「興味がある」割合が最も高いのは20代で37.2%。以下、10代が32.0%、30代が29.2%、40代が16.0%と続いた。

 中古ケータイが販売されていることを知っていた482名を対象に、中古ケータイの購入経験を聞くと、「購入したことがある」は6.2%となった。今のところ購入したことがある人は少ないものの、購入に興味を示している人が3割近くいることから、今後は中古ケータイの利用者が増加すると予想されるという。

 中古のケータイの購入に興味を示した286名に「欲しいと思っているモデルの中古ケータイを購入すると仮定した場合、通常価格の何%引きであれば購入しても良いか」を聞いたところ、「50%オフ」という回答が37.4%で最多となった。年代別に割引率の平均値を見ると、10代は44.5%オフ、20代は54.6%オフ、30代が59.0%オフ、40代が62.3%オフという結果となり、年代が下がるほど「購入してもよい」と考える割引率が低くなる傾向が見られる。

 使わなくなったケータイを買い取ってくれるサービスを利用したいと思うかを聞くと、全回答者1000人のうち「利用したいと思う」が25.5%、「やや利用したいと思う」が28.1%となり、全体の25.5%が利用に興味を示している。年代別に利用したいと考える割合を見ると、10代が60.0%、20代が55.2%、30代が50.8%、40代が48.4%となり、年代が下になるほどサービスの利用意向が強いことが分かった。

 また、中古ケータイ市場が今後どのようになると思うかを聞くと、「拡大すると思う」が15.0%、「やや拡大すると思う」が37.3%となり、合計で52.3%が拡大すると考えていることが分かった。

 今後中古ケータイ市場が充実した場合、新品のケータイの購入頻度が変わるかどうかを聞いたところ「新品のケータイは買わなくなると思う」が2.6%、「新品のケータイを買う頻度が減ると思う」が35.7%となった。「新品のケータイを買う頻度が減ると思う」割合をキャリア別に見ると、ドコモユーザーが34.1%、auユーザーが36.0%であるのに対し、ソフトバンクモバイルユーザーが44.0%と、他のキャリアよりも高くなった。

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