佐川急便、ドコモのバーコードスキャナ付きスマートフォンを2010年度から導入
佐川急便は2010年10月から、集配業務用端末としてNTTドコモから発売予定のバーコードスキャナ付きスマートフォンと、パナソニック製決済プリンタを導入する。
佐川急便は、セールスドライバーが集配業務で使用している携帯端末を刷新し、NTTドコモから発売予定のバーコードスキャナ付きスマートフォンと、パナソニック製決済プリンタを2010年10月から導入する。また、新たな中継システムを佐川コンピュータ・システムに構築。従来の基幹システムとの連携や業務アプリケーションのバージョンアップを図る。
現在、セールスドライバーが携帯している業務端末、携帯電話、携帯プリンタ、e-コレクト決済端末の4台の機器を、新しい携帯端末と決済プリンタの2台に削減。また、小型軽量化やタッチパネルの採用により、ドライバー業務の簡素化・負荷軽減を狙う。
新たに採用される携帯端末は、タッチパネル対応のバーコードスキャナ付きスマートフォン。同端末の採用でNW-7バーコード、QRコードなどの2次元バーコードを活用した業務の拡大とFOMAハイスピード(最大7.2Mbps)による、データ送受信時間の短縮が実現できるという。Webとメール機能では、集荷/配達メールの詳細確認、貨物追跡、メール便ラベル発行、梱包資材などのマテリアル発注ができるほか、顧客とセールスドライバー間での簡易メールの送受信が可能になる。赤外線通信機能とBluetoothを利用した、パナソニック製決済プリンタとのスムーズなペアリング、通信にも対応する。
携帯端末のサイズは184×85×55ミリ(高さ×幅×厚さ)、重さ約450グラム。連続通話時間約460分、連続待受時間約500時間。約2.8インチのタッチパネル対応ディスプレイ、200万画素CMOSカメラを搭載し、IPX5/IPX7の防水性能を備える。
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