ニュース
NECが「NECカシオ」設立 カシオ日立との事業統合に一歩前進
NECが、12月22日付で100%子会社「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」を設立する。2010年4月にNECとカシオ日立が携帯電話事業をこの会社に統合する計画。
NECが12月21日、22日付けで新会社「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」を設立すると発表した。
NECカシオ モバイルコミュニケーションズは、NECの100%子会社として設立される。社長には、NECの執行役員兼モバイルターミナル事業本部長の山崎耕司氏が就任。2010年4月に予定されている、NECとカシオ日立モバイルコミュニケーションズとの事業統合に先立ち、両社の携帯電話端末事業の受け皿となる会社だ。資本金は2000万円で、本店は神奈川県川崎市中原区のNEC玉川事業場内に置かれる。
2010年4月には、NECが携帯電話端末事業を新設子会社に吸収分割し、同日新設子会社を存続会社として、カシオ日立モバイルコミュニケーションズを消滅会社とする吸収合併を実施する計画。
関連キーワード
NEC(日本電気) | カシオ計算機 | 日立製作所 | カシオ日立モバイルコミュニケーションズ | 事業統合 | 携帯電話 | NECカシオモバイルコミュニケーションズ | 新会社 | 社長
関連記事
- NEC携帯部門とカシオ日立が事業統合、NECカシオ モバイルコミュニケーションズ設立へ
NECとカシオ計算機、日立製作所が、NECの携帯電話端末事業部門とカシオ日立モバイルコミュニケーションズの事業統合を決定した。新会社には3社の携帯電話端末の商品企画、開発、生産、販売、保守事業を統合する。 - 早期の国内シェアトップを目指す――NECとカシオ日立、事業統合の狙い
大きな落ち込みを見せている携帯端末市場で、再び生き残りをかけた大きな合従連衡の動きが起きた。NECとカシオ日立が事業を統合し、国内シェアトップを目指すともに海外展開を強化する。 - 「国内に携帯8社は多すぎる」 NEC、カシオ、日立、携帯統合で海外市場へ
「携帯電話の国内市場はほぼ半減し、回復が見込めない。合従連衡は不可避」――NECとカシオ日立が統合し、「NECカシオ」に。生き残りをかけ海外市場に攻め込む。 - NECとカシオ日立の事業統合、シャープとパナモバは「他社のことなので……」
事業統合により、国内シェア2位のメーカーとなるNECカシオ モバイルコミュニケーションズ。現在、国内シェアトップのシャープと2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズの反応は……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.