携帯電話の形状、人気のトップは依然“折りたたみ型”:調査リポート
さまざまな形や入力方式の携帯電話が登場しているが、一番人気の座は依然、ダイヤルキー入力の折りたたみ型携帯電話が守っている。
アイシェアは4月27日、「携帯端末タイプに関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月7日から同12日まで、同社無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員を対象に実施したもので、有効回答数は520人。
回答者のうち、携帯電話の所有者は87.7%。所有者の携帯メール1通あたりの平均文字入力数は、「10文字未満」が3.7%、「10文字以上50文字未満」が59.9%と、入力数が50文字未満のユーザーは合わせて63.6%だった。また「50文字以上100文字未満」は23.5%、「150文字以上200文字未満」は7.7%、「200文字以上」は5.3%で、50文字以上入力するユーザーは、合わせて36.4%。所有する携帯電話の使い勝手については、100点満点中「70点」が59.6%、「50点」が26.1%で大半を占めている。
現在使っている携帯電話の形と文字入力キーの仕様を聞いたところ、「折りたたみ(ダイヤルキー)」が66.4%で、性別・年代別を問わず1位。2位は「スライド(ダイヤルキー)」で9.2%、3位は「ストレート(タッチパネル)」が8.1%と続き、その他の回答は5%未満だった。なお、「折りたたみ(ダイヤルキー)」の利用者は、女性と40代が7割を超えている。
男性の2位は「ストレート(タッチパネル)」で12.9%を占めたが、女性では2.0%と大きな差が見られる。また、「スライド(ダイヤルキー)」は、20代では5.8%、40代では7.2%と1割に満たなかったが、30代では15.1%とやや高めとなった。
携帯メール1通当たりの平均文字入力数別に、使っている携帯端末のタイプを見ると、「50文字未満」のユーザー、「50文字以上」のユーザーのどちらも「折りたたみ(ダイヤルキー)」が1位となった。2位では、「50文字未満」のユーザーは「ストレート(タッチパネル)」で10.3%、「50文字以上」のユーザーは「スライド(ダイヤルキー)」で12.0%という違いが見られる。
機種変更や新規購入で新端末を選ぶ場合、どのタイプにするかを聞くと、「折りたたみ(ダイヤルキー)」が26.5%で、ここでも性別・年代別を問わず一番人気となっている。「折りたたみ(タッチパネル+ダイヤルキー)」と「ストレート(タッチパネル)」がともに10.6%で同率2位となり、「スライド(タッチパネル+QWERTYキー)」が6.3%でこれに続いた。現在の所有する携帯端末で4位となった「折りたたみ(タッチパネル+ダイヤルキー)」が2位に浮上するなど、タッチパネルと他の文字入力キーの併用タイプに人気があるようだ。
男性では所有している携帯端末のタイプと同様「ストレート(タッチパネル)」が13.5%で2位。携帯メール1通当たりの平均文字入力数別で見ると、所有している携帯端末タイプと同様、「50文字未満」では「ストレート(タッチパネル)」が2位で13.1%。また、「50文字以上」のユーザーが所有している携帯端末タイプの3位だった「折りたたみ(タッチパネル+ダイヤルキー)」が17.5%で2位に浮上しており、タッチパネルに対する高い支持がうかがえる結果となった。
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