「Keitai Remote メールアクセス」が機能強化、SaaSでの提供も開始
富士フイルムが、社内のメールサーバやファイルサーバにケータイからセキュアにアクセスできる「Keitai Remote メールアクセス」の機能強化を発表。低コストかつ短納期で導入できるSaaS形式でのサービスも提供する。
富士フイルムは5月10日、ケータイから社内ネットワークに接続し、メールの読み書きやファイルサーバ内の添付ファイルの閲覧などができるサービス「Keitai Remote メールアクセス」の新ラインアップを発表した。
2009年12月に提供を開始した「Keitai Remote メールアクセス NS」の機能を強化したLotus Notes/Domino対応の「Keitai Remote メールアクセス NA」、「Keitai Remote メールアクセス ES」の機能を強化したMicrosoft Exchange対応の「Keitai Remote メールアクセス EA」、それにPOP/SMTPに対応した「Keitai Remote メールアクセス PA」をラインアップする。
最大の特徴は、これまで自社で用意し、運用・保守管理をしなくてはならなかったサーバを富士フイルム側が用意するSaaS(Software as a service)形式でのサービスを提供すること。これにより、自社内でシステムの構築や運用をする必要がないため、低コストかつ短納期でシステムの導入が可能になる。
Keitai Remote メールアクセスでは、富士フイルム独自の画像変換技術を用い、セキュアな接続によるメール/ファイルへのアクセス環境が提供される。専用のアプリとパスワードを用いて端末とユーザーの認証を行い、社外からでもメールやファイルサーバ内のファイルにアクセスさせ、ケータイ側にはデータを一切保存しないことで情報漏洩リスクを低減。それでいて、外出先でもPCと同様に安全にファイルの閲覧・プリントは可能で、富士ゼロックスが展開するネットプリントを利用し、全国のセブン-イレブンの複合機でドキュメントを印刷する機能なども用意する。
また専用のファイル閲覧アプリ「ドキュメントビューア GT-Document」は、パスワードで保護されたドキュメントを、ケータイ上で閲覧する機能も搭載。Microsoft Word、Excel、PowerPointのファイルと、Adobe Acrobatなどで作成されたPDFファイルが美しく表示できる。
販売形態は、ユーザーライセンス方式で、100ライセンス単位での提供となる。価格はライセンス数によって異なる。対応機種はドコモ、au、ソフトバンクの主要端末。
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