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インターネット大学ならではの長期就業体験――ソフトバンクとサイバー大学が実施
サイバー大学とソフトバンクグループ通信3社が、サイバー大学の学生に対する長期インターンシップ制度と入社推薦制度の実施を発表した。最大1年間に及ぶ就業体験で、社会人に必要な知識やスキルを学べるという。
サイバー大学とソフトバンクグループ通信3社(ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、以下通信3社)は7月5日、サイバー大学の学生に対する給与支給型の長期インターンシップ制度「シゴト体験プログラム」と、プログラム受講者に対する入社推薦制度の実施を発表した。インターンシップの受け入れは2011年4月からを予定し、10人程度の学生を受け入れる。
シゴト体験プログラムでは、インターネット上で24時間授業が受講できるサイバー大学の特徴を生かし、平日の時間帯を使って最大1年間の就業体験を学生に提供する。対象学生は、プログラム終了後の翌年3月に卒業を見込む20歳以上の学生。過去に正規雇用の職歴がある学生は受け入れない。
体験コースとして、営業・事務部門、情報システム部門、ネットワーク部門の3種類を用意。学生はプログラムを通じて、座学だけでは習得が難しい社会人としての基礎力や専門スキルを学べるとしている。
プログラムを終了した学生には、通信3社の入社選考向けの推薦制度を提供する。同推薦制度では、一般応募に比べ選考のステップが短縮される。
サイバー大学と通信3社は、今後も学生がビジネスの現場を体験する機会を作り、社会が求める人材と大学教育とのギャップを解消していくとしている。
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