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ドコモと台MediaTek、LTE通信プラットフォームのライセンス契約を締結
ドコモと台湾チップセットメーカー大手のMediaTekがLTE通信プラットフォームのライセンス契約を締結。MediaTekはドコモら4社が開発した「LTE-PF」を搭載したチップセットの提供が可能になる。
NTTドコモと台湾チップセットメーカー大手のMediaTekが7月27日、LTE通信プラットフォーム「LTE-PF」のライセンス契約を締結したと発表した。
LTE-PFは、ドコモとNECカシオモバイルコミュニケーションズ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、富士通の4社が共同開発したLTE通信プラットフォーム。3GPPが標準化を進めるLTEの規格に準拠しており、下り最大100Mbps/上り最大50Mbpsの高速通信に対応するほか、W-CDMAやGSMネットワークとの連携にも対応する。
今回のライセンス契約の締結により、MediaTekは自社のプラットフォームにLTE-PFを組み込んだチップセットの提供が可能になり、ドコモはそれに伴うライセンス収入を得られるようになる。
LTE-PFのライセンス契約は初となり、ドコモはグローバル市場で知名度が高いMediaTekのチップセットにLTE-PFが乗ることで、国内の端末メーカーが海外に進出しやすくなると同時に、海外の端末メーカーが日本市場に進出しやすくなるとしている。
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