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着物の女将が津軽塗りのiPadで観光案内――青森県の懐石料理店
青森県の懐石料理店「翠明荘」が、iPadを活用した観光案内を開始。iPadには、特注で作成した津軽塗りの真っ赤なケースを装着している。
マルエス自工が経営する青森県弘前市の懐石料理店「翠明荘」は12月1日、東北新幹線全線開業に合わせ、iPadを利用した観光案内を開始した。
翠明荘の料理店で使っている食材や部屋の様子に加え、「ねぷたまつり」「さくらまつり」などの弘前を代表する祭りを写真と動画で紹介。その他の観光地や重要文化財についても写真で紹介する。Googleマップを利用して、店舗周辺の観光名所までの道順や距離、おおよその移動時間なども案内する。
使用するiPadは、特注で作成した地元津軽塗りの真っ赤なケースを装着したもの。和服の女将が持っていると「お盆」にしか見えず、開くとiPadという驚きが人気を博しているという。
今後は、来店客の問い合わせに対応する新たな情報を追加し、コンテンツを拡充する予定としている。
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