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“普通の絵”からARが飛び出す――韓Zenitum、iPhoneアプリ「ダールクン」公開

韓国のベンチャー企業であるZenitumがユニークなiPhone向けARアプリを公開。シンプルなマーカーではなく、何の変哲もない“ダルマの絵”からARキャラクターが飛び出す。同社独自のAR開発キット「zMART」で開発した。

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 韓国のベンチャー企業であるZenitumはこのほど、画像認識型のAR技術を使ったiPhoneアプリ「ダールクン(dARukun)」を無料で公開した。同社が用意したダルマのイラストにカメラをかざすとARキャラクターが飛び出すようになっており、AR年賀状を作ることができる。

photophoto 「ダールクン(dARukun)」の画面。日本語の説明に不自然な部分があるが、アプリの操作はシンプルだ

 同アプリは、同社が開発したAR技術のSDK「zMART(Zenitum Mobile AR Tool)」をベースに制作した。画像認識型のモバイルARアプリは、矩形のシンプルなマーカーを認識するものが多いが、同アプリはイラストなどのより複雑な形を認識し、ARを出現させるトリガーにできる。SDKは12月中にiPhone向け、2011年1月にAndroid向け、4月にはWindows Mobile向けに配布される予定。

photophoto ARコンテンツを表示するための専用イラスト(写真=左)と、AR年賀状の作り方(写真=右)

 同社は現在、日本の大手移動体通信関連企業とSDK事業や画像認識型ARサービスを展開するための準備を進め、日本法人を設立する予定としている。また、慶應義塾大学SFC研究所とモバイルARの研究を共同で進めており、18日に慶応義塾大学・三田キャンパスで行われるARのイベントで、zMARTをはじめとする同社AR技術を紹介する。

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iPhone | 拡張現実 | ARアプリ | 画像認識 | SDK


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