モバイルメディア、スマートフォン対応の実態は:調査リポート
MMD研究所がモバイルメディアのスマートフォン対応に関する実態調査の結果を発表。スマートフォン専用サイトやアプリで対応しているという回答は2割弱にとどまった。
MMD研究所が、WECSy Marketingと共同で実施したモバイルメディアのスマートフォン対応に関する実態調査の結果を発表した。6月8日から同13日にかけてモバイルメディア運営者を対象に実施したもので、有効回答数は152人。
スマートフォンからのアクセス対応について聞くと、「PC用サイトを表示(PC扱い)している」という回答が45.4%で最多となった。また「PC用サイトと一部スマートフォンサイトを表示している」が14.5%、「携帯サイトと一部スマートフォンサイトを表示している」が10.5%、「携帯用サイトを表示(携帯扱い)している」が6.6%、「スマートフォンのアクセスをブロックしている」が6.6%となっている。
なお、「スマートフォン専用サイトを公開している」という回答は12.5%、「専用スマートフォンアプリを公開している」は3.9%となり、スマートフォン対応をしているのは合わせて16.4%だった。
スマートフォンアプリ、スマートフォン専用サイトに非対応のモバイルメディア運営者に、スマートフォン対応をするとしたら、iPhoneとAndroidのどちらの対応を優先するかを聞くと、「iPhoneとAndroidを同時進行で対応する」という回答が47.2%で最多となった。以下「iPhone対応」「検討中」という回答がともに15.7%、「Android対応」という回答が12.6%と続いた。この結果を2010年12月の調査結果と比較すると、「iPhoneとAndroidを同時進行で対応する」という回答が半年で12.4%伸びている。
またスマートフォンアプリ、スマートフォン専用サイトに非対応のモバイルメディア運営者に、どのような方法で対応するかを聞くと、「スマートフォン向けサイトの構築(フルスクラッチ)」という回答が32.3%、「TOPなど一部のページだけを対応(部分スクラッチ)」が18.9%、「専用アプリを開発」が6.3%となった。しかし最多は「まだ分からない(検討中)」という回答で、36.2%を占めている。
なお、スマートフォンに関する部署(担当者)があるかどうかを聞くと、34.9%が「ある」と回答。「これから」という回答は15.1%、「ない」という回答は50.0%となった。
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