ニュース
ドコモの「ARコンシェルジュ」にTISのスマホ向けサービス「SkyWare」採用
祭りの会場でスマートフォンをかざすと、店舗の情報が分かる――。こんなサービスを可能にするドコモの「ARコンシェルジュ」に、TISの「SkyWare」が採用された。
TISは9月30日、ドコモのAndroid向けアプリ「東北六大祭アプリ」に、スマートフォンのGPSとAR機能を活用してコンテンツを配信する情報配信プラットフォーム「SkyWare」が採用されたことを発表した。
東北六大祭アプリは、ドコモが東北復興支援の一環として7月15日から8月31日までの期間限定で提供したもの。東北地方の祭情報やご当地グルメ情報などを掲載し、無料で配信した。企画全体のコーディネートをドコモの法人事業部が手がけ、コンテンツ企画と制作は電通イーマーケティングワンが担当。TISはSkyWareを核としたアプリ開発を担当した。
SkyWareは、東北六大祭アプリの機能の1つ「ARコンシェルジュ」に採用された。祭の会場周辺でスマートフォンをかざすと、画面上に店舗などの位置がポップアップで表示され、ポップアップをタップすると詳細情報が見られる機能を実現した。また、祭りの見どころ情報やご当地グルメ情報、東北地方への応援メッセージを投稿できる、同アプリの「WORD MESSENGER」機能はTISがSkyWareをカスタマイズし、専用アプリとして提供した。
TISはSkyWareを、観光情報を提供する「街歩き観光ナビゲーションサービス on SkyWare」として、自治体や旅行会社などに向けて展開している。今後は個別カスタマイズに対応するほか、設備保守業務や運送業務などへの展開も予定している。
関連記事
- 長野県佐久市、観光情報をARで提供 TISのスマホ向けサービス「SkyWare」で実現
TISがスマートフォン向けに展開するAR型情報配信プラットフォーム「SkyWare」(スカイウェア)を長野県佐久市が導入。アプリを通じて観光情報やお勧めルートを観光客に提供する。 - TIS、AR情報配信プラットフォーム「SkyWare」を展開
TISは、企業の位置情報やARを活用した情報配信をサポートするスマートフォン向け情報配信プラットフォーム「SkyWare」(スカイウェア)を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.