台北−高雄が96分! 台湾新幹線に乗ってみた編集長ヨシオカの台湾レポート(3/3 ページ)

» 2009年09月02日 00時05分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]
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 台中を過ぎてさらに南へ。 阿里山のふもとの町、嘉義(ジャーイー)や、台南(タイナン)あたりの風景は、まさに“南国”。シュロの木や田んぼ、畑、ため池が連なる景色を眺めていると、あっという間に時間が経つ。ちなみに台湾新幹線、スピードが出ている割にあまり揺れないので乗り心地がいい。ノートPCを開いて作業していても、気持ち悪くなりにくいのはうれしい。

 台南駅は、台湾第4の都市である台南市の最寄り駅だが、この駅を利用するときは少々注意が必要。というのは、台南市街部から新幹線の台南駅までは非常に離れており、タクシーでも30分くらいかかるからだ。

夜の台南駅(左)。台南市街から離れたところに新しく建てられた駅だけあってピカピカだ。空港のような雰囲気(右)

 台南駅から終点の左営(高雄)駅まではわずか15分。この区間の途中から、台湾新幹線は再び在来線と並走する。左営駅の少し手前には新幹線の車両基地があり、700Tが並んで止まっているのが見られる。

 台北から最短96分で到着する左営駅は、台湾第二の都市・高雄(カオシュン)の最寄り駅。駅舎は巨大で、まるで空港のようだ。

台南駅と同じく、空港のような雰囲気の左営駅。台湾新幹線の終点だ。高雄市の中心地や在来線高雄駅に行くには、ここからMRTに乗り換える

 新幹線の左営駅は、MRT「左営駅」と在来線「新左営駅」との接続駅。ここからMRTに乗り換えて20分くらいで、高雄の中心地(MRT・在来線高雄駅)に到着するというわけだ。

 これまで台北−高雄間は在来線特急で4時間半程度かかっていたそうだが、新幹線だとあっという間だった。機会があれば、また別の記事で台南のようすをレポートしたい。

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