3月27日に放送された、ドラマ「3年B組金八先生」の最終回スペシャルを観た。定年で教職を退く金八先生に感動しつつ、ふと思った。物語の舞台となった桜中学も桜が咲いているだろう……というわけで、満開の桜が散り始めたある日、ドラマの舞台ともなった東武鉄道の堀切駅を目指した。この近くには完成間近な東京スカイツリーがあるし、東武博物館もある。充実した一日になりそうだ。
京急沿線にある私の仕事場から東武伊勢崎線方面に向かう場合、都営浅草線直通電車に乗って、浅草または押上で乗り換えると便利。しかし、品川に近づいてふと思った。空も青く、暖かな春の日。なぜこんな日に地下を行くのか。地上を走る電車で行こう、と。
そこで品川駅からJRに乗り換えた。ところが電車の中は真っ暗。福島第一発電所の稼働停止を踏まえた節電のため、車内の照明を切っていた。品川駅は屋根で覆われているため、京浜東北線の車内は地下鉄より暗い。仕方ないとはいえ悲しい。そこで閃いた!
「船でいこう! 日の出桟橋から浅草行きの水上バスがあるじゃないか!」
iPhoneで水上バスのサイトをチェック。今なら13:00発の便に乗れそうだ。浜松町駅で下車して、長い連絡通路を歩きつつ旧芝離宮恩賜公園の桜を眺めると、満開。よい旅になりそうな予感。鉄道コラムで船に乗るなんて……と思うけど、気にしない。今回も鉄道ファンのお楽しみもあるんだから!
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