DESIGNTIDE TOKYOに、あの「ジノリ」が再び。今年はミナ ペルホネン(1/3 ページ)

» 2011年09月26日 18時38分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 2011年も伊勢丹新宿店がDESIGNTIDE TOKYOにエクステンション会場として参画、昨年大好評だった企画が大幅にパワーアップされ、秋の東京デザイン祭りの「マストバイ」となりそうだ。今年の中心企画の1つとして「リチャード ジノリ "LOVE COMMUNICATION" パオラ・ナヴォーネ&ミナ ペルホネン」が11月2日から本館1階のザ・ステージで展開される。

 リチャード ジノリのアートディレクターを務めるデザイナー、パオラ・ナヴォーネさんと、皆川明さんによるファッションブランド「ミナ ペルホネン」との夢のコラボレーションが実現したのだ。

エキサイトイズム Photo:Satoshi Yamaguchi Styling:Fumiko Sakuhara

 2010年に開催された「CIAO CIAO コレクション」の会場を偶然通りかかった皆川明さんが、パオラ・ナヴォーネさんのコレクションに出逢い、共感したことをきっかけに発展したのが今回のコラボレーション。伊勢丹新宿店がDESIGNTIDE TOKYO 2011で掲げるテーマ「LOVE COMMUNICATION(ラブ・コミュニケーション)」をテーマに6シリーズのスペシャルエディションが販売される。

 今、世界でもっとも注目されるイタリア人デザイナーの1人、パオラ・ナヴォーネさんと、皆川さんのファーストコンタクトが実現したのは2011年3月。プロジェクトは、パオラ・ナヴォーネさんがパリのマレ地区で開催された「ミナ ペルホネン」のコレクション会場を訪れ、皆川さんが「LOVE COMMUNICATION」をテーマに沸き上がったインスピレーション(およそ50枚のスケッチ)を彼女に託したことから本格的に始動した。

 互いに言葉はほとんど通じずとも、スケッチを介してほかでは体験したことのないコミュニケーションを体感したという皆川さん。その皆川さんによる「ミナ ペルホネン」の世界観に共鳴したパオラ・ナヴォーネさんは、その50枚のスケッチから選りすぐったモチーフと自らの未発表の作品やコレクションを完全に融合させることで、6シリーズのスペシャルエディションを完成。文字どおり夢のようなクリエーションを実現させた。

エキサイトイズム Photo:Satoshi Yamaguchi Styling:Fumiko Sakuhara

 今回のコラボレーションにおいて、パオラ・ナヴォーネさんがイメージしたのは、「あらたな出会い」の創造。「リチャード ジノリのpaola navone collectionの中で、ミナ ペルホネンの世界に出会うような、<惹かれあい><対位する><いたずら>めいたデザインを探し、すでにこの世に存在するモノと、まだ線でしかないアイデアの対話を試みた」と語る。

 「人と人とのつながり、愛する人の大切さ、誰かを思いやる気持ちの大切さを改めて見直す」という想いが込められた「LOVE COMMUNICATION」のテーマから、2人のデザイナーが共に導き出した共通認識は、愛の本質は「不完全な美しさ」にあるということ。そこから繰り出された、儚く、詩的で、躍動感に満ちた、伊勢丹新宿店×リチャード ジノリ ×パオラ・ナヴォーネ×ミナ ペルホネンのスペシャルエディションは、11月2日から8日までの期間限定で展示・販売される(今回発表されるスペシャルエディションはすべて伊勢丹新宿店のみでの販売)。

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