今年も注目のエクステンション「シボネ青山」（3/5 ページ）

[松浦明，エキサイトイズム]

　祖父や祖母、父といった家族にまつわる物語を紡ぎながらそれらを作品に投影するヴィカ・ミトリチェンカさんの新作。今回の新作は、ある種不遇の人生を歩み、手にするはずの栄光を手に出来なかった父へのオマージュとして、さまざまなストーリーに想いを馳せて生み出された作品の数々だ。

Vika Mitrichenka/ヴィカ・ミトリチェンカ 「My Father's Story」Trophy Cups 21万円。material：陶器

　今もっとも注目される若手デザイナーの1人である英国出身のインダストリアルデザイナー、ベンジャミン・ヒューバートさん。今回シボネ青山に登場する新作「roofer」は、バケーションで訪れたモロッコのマラケシュのダイナミックな街並みにインスパイアされて生み出された作品のひとつ。

Benjamin Hubert/ベンジャミン・ヒューバート「roofer」 color：グレー、グリーン、ブラウン material：シリコン、スチール

直径570×高さ470 E26 60Wx1（電球形蛍光灯60Wタイプ 使用可） 13万6500円。直径760×高さ430 E26 60Wx1（電球形蛍光灯60Wタイプ 使用可）15万7500円。ワイヤー吊, ランプ別 1.5メートル

　特にさまざまなインスピレーションを受けた街の屋根（街の屋根に使われているタイル）に構想を得て作り出されたもので、ひとつひとつデザインされたタイルパーツは色鮮やかなグラデーションカラーのシリコンで作られている。自分自身で好きな色の配色でグラデーションのタイルを組み合わせ作る行為から“roofer（屋根職人）”の名が付けられている。