「フラットな白い空間」デザインタイド トーキョーの会場(3/3 ページ)

» 2011年10月28日 13時03分 公開
[加藤孝司,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
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――会場に立つと照明装置を意識するので、劇場の舞台のような感じがしましたが、いかがですか?

中坊:まずこのプロジェクトは、六本木の街の真ん中にある大きなホールで行なわれています。それに対して建築的なアプローチをするならば、この場所や、デザインタイド トーキョー自体がどのようなものであるかというコンテクストを考える必要があります。

 もう1つここで重要なのは、カンファレンスなどをするために作り込まれたこの空間は、そのための機能だけをとってみれば良い空間なのですが、展示会場として何か作品を見せるとなると、その作り込まれたところがノイズになって、そのノイズをいかに消すかということを考える必要がでてきます。

エキサイトイズム

 そこで作品を展示するための不必要な要素を隠すという方法があると思うのですが、僕は隠すということ以外のことをやりたいと考えていました。それで先ほどの光ですが、ここに展示される作品をいかに綺麗に見せるかということを照明を使ってとことんやりたいと思いました。今回うまく光をつくることができれば、誰が写真を撮っても作品が映える写真を撮ることができるので、それを皆がTwitterやFacebookにアップすることで、今年のデザインタイドは良い作品が多いなという効果も狙っています。

――それは何よりもまず作品が美しく見える状況をデザインするという意味があるのですね。

中坊:そうです。そこがスタートです。それとこの会場を訪れる方は非日常を求めて来られると思うのですが、僕はそのために空間自体が作品になることは避けたいと思っていました。まずは置かれるものありきで、同時にデザインタイド トーキョーに来てくれる皆さんが空間自体も気持ちいいと思ってもらえれば良いと思っています。

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