「フラットな白い空間」デザインタイド トーキョーの会場(1/3 ページ)

» 2011年10月28日 13時03分 公開
[加藤孝司,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 いよいよ10月29日からスタートする東京発のデザインのトレードショー、デザインタイド トーキョー 2011。毎年メイン会場の構成にも注目が集まるが、今年の会場構成はプロダクトデザイナーの中坊壮介さんが起用されている。

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 中村竜治さん、谷尻誠さん(2年連続)と、注目を集める若手建築家が続いたが、プロダクトデザイナーの起用ははじめて。中坊壮介さんは、1972年生まれのプロダクトデザイナー。2002年にイギリスのRoyal College of ArtのDesign Products科修士課程修了後、松下冷機デザインセンター、良品計画企画デザイン室を経て、ジャスパー・モリソンのロンドンオフィスに勤務。帰国後、2010年に自身のデザイン事務所を設立した。

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 会場に入ると、白い幕に仕切られた半透明のホワイトキューブのような空間が目の前に広がる。会場はトップライトではなく、幕を通してサイドから間接照明のように照らされる。白い幕は天井に近いところで両サイドの鉄柱に固定され、引っ張り綱でテンションをかけられ自立する構造。それが会場全体にほぼ等間隔に並び、各出展者の展示空間を構成している。建築のような強いものとは異なり、プロダクトのような軽やかさがあり、テンポラリーな場にふさわしいデザインになっていると感じた。

 デザイナーの中坊壮介さんに今回のコンセプトを聞いた。

中坊:まず、通常展示会では作品にスポットライトを当ててドラマチックに演出しますが、今回は会場全体がフラットな白い空間になるように考えて光を設計しています。

 自分のデザインしたものを撮影するときがあるのですが、物撮りなどの写真撮影では、被写体に直接光を当てるのではなく、光源をトレーシングペーパーなどで遮り、光をディフューズ=拡散させます。会場全体をフラットな光環境にするために、そういう構造をもった箱自体をつくることを今回のコンセプトとしています。

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 それと、会場のなかにあるものは光にしても展示にしてもコントロールされているのですが、その外側は照明があったり幕を支えるためのロープが張り巡らされていたり機材があったりと、さまざまなものが散乱しています。コントロールされた空間と、乱雑な空間という、異なる側面がこの会場に同時につくれればいいと思っていました。

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