新プロジェクト「BMW i」は必見、東京モーターショー(1/3 ページ)

» 2011年11月30日 08時00分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 BMWは2011年、パーソナルモビリティ分野における持続可能な次世代車と、それに関わる新たなカスタマーサービスの提供を予定するブランドプロジェクト「BMW i」をスタートさせた。そのBMW iの先陣を切る2台のコンセプトモデル「i3 コンセプト」「i8 コンセプト」が、東京モーターショーに登場する。

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 i3とi8は、ともに「リチウムイオンバッテリーと電気モーターによる電動パワートレイン」と「カーボンセルによるキャビン+パワートレーンに最適化されたアルミニウムフレームシャシーからなる最先端シャシー『LifeDrive(ライフドライブ)アーキテクチャ』」をコアとするモビリティだ。

 軽量素材を取り入れたまったく新しい超軽量シャシー構造の採用は、EVの弱点とされている車重の増加傾向を防ぐ。これにより、電動パワートレインの能力を最大限に引き出し、効率的な走りを実現しているのが最大の特徴。

 i3、i8はいずれも2013年以降の量産が予定されている。BMWの次世代パーソナルモビリティプロジェクトに、ぜひ注目してほしい。

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 i3は、コンパクトハッチバックボディを持つフルEV。大きく開く観音開きタイプのドアを備え、キャビンには大人4名分の座席と容量約200リットルのラゲッジルームを備える。出力125キロワット(約168馬力)のモーターをリアに搭載し、一充電で約130〜160キロの航続が可能となっている。都市部における移動にフィットするコンパクトクラスのプレミアムEVだ。

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 i8は、外部からの充電が可能なバッテリーシステムとモーター、そして排気量1.5リッターの3気筒ガソリンターボエンジンとによるハイブリッドパワーユニットを備えた、プラグインハイブリッドスポーツカーだ。

 モーターはフロントアクスル部に、エンジンはリアに搭載。BMWらしく50:50の前後重量配分を実現している。低く美しいボディラインと、フルLED仕様の精悍なヘッドライト、そしてワイドなキドニーグリルが収められたフロントマスクは、未来のスーパースポーツモデルを思わせる。最高速度は時速250キロ、静止状態から時速100キロまでの加速性能は4.6秒という性能についても、その美しいスタイルに見合ったスペックといえるだろう。

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