機械式水深計を備えるダイバーズウオッチ、ブランパン「Xファゾムス」

» 2011年12月27日 17時32分 公開
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 2011年10月25日、ブランパンはドバイモール内にある世界最大級の水族館「ドバイアクアリウム&アンダーウォーターズー」で、最新のダイバーズウオッチ「Xファゾムス」の発表会を行った。Xファゾムスは、1953年に発表されたオリジナルの特徴を再現しつつ、機械式水深計を装備することで、従来にない高性能を誇る機械式ダイバーズウオッチとなった。

 最大90メートルまで測定できる水深計と最大到達水深記録の目盛り、また0〜15メートルの範囲では±30センチという高精度で水深を表示する別の目盛り、減圧停止用の5分間のレトログレードカウンターなど、コンセプトウオッチとして誕生したXファゾムスには数多くの「世界初」が盛り込まれた。

 ムーブメントキャリバー9918Bのベースになっている自社製キャリバー1315は、フィフティ ファゾムス コレクションのいくつかのモデルに搭載された実績があり、その価値は実証済みだ。自動巻のキャリバー1315ムーブメントには、5日間のパワーリザーブを保証する3つの香箱が組み込まれ、またシリコン製ヒゲゼンマイが磁気帯びによる影響を防止する。

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 迫力のある直径55.65ミリのサテン仕上げのチタニウム製ケースは、30バール(300メートル)防水。また、飽和潜水を想定したヘリウム減圧バルブを備え、60年近い歴史を誇るフィフティ ファゾムス コレクションの特徴である逆回転防止ベゼルも採用する。

 ブランパンが独自に実施した研究とテストによって、弾性特性および耐永久歪み特性に優れたアモルファス合金が水深計の金属膜の材料として最適であることが分かった。アモルファス合金の採用により、ケースの厚みはスチール製と比べて半分まで薄くなり、精度も向上する。また、アモルファス合金は長期的に安定しているため、小さなひび割れも発生しにくい。

 しかし、金属膜の変形特性が非線形であるため、これを修正する必要があった。そこで、櫛歯とカナの歯車を非対称な形状にし、金属膜の変形曲線を直線化することによってこれを解決。Xファゾムスの金属膜は、ひとつひとつ個別に検査し、水深表示の最大限の精度を保証する。

 徹底した研究から生み出された文字盤は非常に見やすくなった。また、中央に配置した水深の表示針は、つや消しの黒い背景色とのコントラストにより、目盛りがはっきりと読み取れる。3色の蓄光塗料により水中でも容易に表示を見分けることもできる。

 極めつけは、これまでに例がないほど複雑な形状をした射出成型ゴム製のストラップだ。このストラップは連結式の14個の部品からなり、あらゆる状況下でも手首にフィットしながら、水が時計の裏側に侵入して金属膜に触れられるようになっている。

X Fathoms(Xファゾムス)

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  • Ref.5018-1230-64
  • ケース径:55.65ミリ
  • ケース厚:24ミリ
  • ケース素材:サテン仕上げのチタニウムケース
  • 防水性能:300メートル
  • ムーブメント:自動巻、cal.9918B、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ、44石
  • 価格:未定

ブランパン ブティック銀座

TEL:03-6254-7233


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