「日常生活はスポーツだ」――毎日の活動量すべてを記録する「NIKE+ FuelBand」

[岡田大助，Business Media 誠]

　米ナイキは、毎日の活動量を独自の単位「NikeFuel」として記録する「NIKE+ FuelBand（ナイキプラス フューエルバンド）」を発表した。日々のさまざまな活動を記録し、得点化することでモチベーションの向上をサポートする。

NIKE+ FuelBand（出典：米ナイキ、画像をクリックすると拡大します）

　NikeFuelは、スポーツやエクササイズだけでなく、あらゆる運動を計測し、得点化するもの。消費カロリーのように、ユーザーの性別や体型などによって変化する値ではなく、同じ活動を同じポイントとして加算する。ユーザーが1日の活動目標や獲得したいNikeFuelの量を設定すると、計測結果に応じてFuelBandに備わる20個のLEDライトが赤から緑に変化する。

　ツール・ド・フランスで7回の優勝を誇る自転車競技選手のランス・アームストロングさんは、「NikeFuelとFuelBandの優れたところは、一日中、毎日の行動を実際の数字にして示してくれるところです。これによって、みんながもっとスコアを上げるために頑張ろうとやる気を持つことでしょう。みなさんをより活動的にするツールです」とコメントを寄せている。

　ブレスレット型端末のFuelBandは、毎日装着することを想定し、人間工学に基づいてデザインされた。情報表示用のディスプレイと加速度計が備えられており、手首の動きから得られる「時間」「カロリー」「歩数」「NikeFuel」を表示する。また、FuelBandはUSBもしくはBluetoothでiPhoneアプリ（無料）と連携し、NIKE+のWebサイトに毎日の活動を記録できる。価格は149ドル。