ソウルまで6980円〜、エアアジア・ジャパンが成田−仁川線就航(1/2 ページ)

» 2012年10月10日 17時16分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 「韓国ソウルまで片道運賃6980円、国内線の感覚で国際線にも乗っていただきたい」――エアアジア・ジャパンの岩片和行社長が同社初の国際線就航計画を発表した。10月28日から、成田−仁川(ソウル)を1日1往復する。価格は6980円〜2万9980円(片道)だ。

エアアジア 客室乗務員は就航先の韓国をイメージしたヘアスタイルで登場。中央は岩片和行社長

 成田発のJW0893は14時15分出発で仁川到着が17時。一方、仁川発のJW0892は、17時45分に出発し、成田着が20時という運行スケジュールだ。

 なお、就航を記念した特別運賃として4000席限定で980円で販売する。販売は、同社Webサイト限定で、期間は2012年10月10日23時〜10月17日24時まで。

低コストは、低サービス品質ではない

 使用機材は、国内線でも使っているエアバスA320。10月上旬に新造3号機を受領し、年内中にもう1機増やして4機体制にする。仁川線の次には成田−プサン線の就航を予定している。なお、プサン線の運航開始までは機材繰りに余裕がでるため、沖縄線の臨時増便を行う。

エアアジアエアアジア

 機内サービスも国内線と同様だが、機内食メニューに「ビビンバ」(680円、事前予約制)を追加した。

「LCCというとサービスを減らして格安にしているイメージがあるが、これは違う。低コストとは低サービス品質を意味するものではない」(岩片社長)

 例えば、フルサービスを提供する既存キャリアの場合、機内食は無料ではなく、一律で運賃に含まれているという考えだ。この場合、機内食を食べたくない人は食べたい人の分までコストを負担しているともいえる。

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