18世紀、ジャケ・ドローの職人達は高級装飾の分野において先駆者として君臨していました。彼らは、職人としての全人生を作品に注ぎ込んだ結果、パイヨン装飾を施したエナメルケースや、エナメル上に描かれた絵画、さらには彫刻やエングレービングの装飾などで成功を収め、ジャケ・ドローの名声を築き上げました。
当時、ピエール-ジャケ・ドローが手掛けた、懐中時計、小瓶、かぎタバコ入れ、鳥かごといった作品には、すべてこうした装飾が施されていました。これらの伝統技術は、3世紀以上もの年月を経た後、再びエナメル職人によりジャケ・ドローの時計に取り入れられました。
LES ATELIER D’ART(伝統技術を受け継ぐアトリエ)は、こうした独特の技術を現行モデルに用いることで、伝統を代々継承するとともに、極めて繊細な技術を備えた当時の職人らに敬意を表すコレクションです。
18世紀に中国へ進出した最初の時計マニュファクチュールであるジャケ・ドローは、辰年にオマージュを捧げた「プティ・ウール ミニット レリーフ ドラゴン」を発表しました。
中国文明の神話を築き上げた龍は、男女を問わず権力者を魅了し続けています。なかでも2本の角、5本の爪をそれぞれの手足に持つインペリアルドラゴン(皇帝の龍)は東洋の最も素晴らしい伝説上の生物の1つとして広く知られています。
ジャケ・ドローは辰年の幕開けとともに、この伝説の生き物を象ったモチーフを採用し、これに皇帝の権力と賢明さの象徴である龍玉を添えました。プティ・ウール ミニット レリーフ ドラゴンには、贅沢な素材、写実的な装飾、喚起力あふれる存在感、さまざまな専門技術の活用がされております。
文字盤上には、波のひとつひとつがリアルに描かれた躍動感あふれるブラックマザーオブパールの海から、彫刻師が丹念に仕上げた龍の金細工を施し、水中から勢い良く羽ばたく竜の精緻な様子を表現しています。素材の極端なもろさゆえ、彫刻を施すにあたっては彫刻師には細心の注意が要求されます。
もう1つのデザイン上の特徴は、ケースバック越しに見えるブラックオニキスのローターです。この部分にはゴールドに竜尾の彫刻が施され、まるで竜が時計を通り抜けるかのような印象をあたえます。
ケースにおいても入念な選択がなされています。レッドゴールドの輝きが、ダイアルのレリーフのディテールのひとつひとつ、ボリューム、素材、明暗の洗練されたコントラストを巧妙に引き立て、厚みを工夫したサファイアクリスタルを通して、この驚くべき壮大な場面を実に生き生きと描いて見せるのです。生きた絵画ともいえるこの類稀なこのモデルは、世界限定88本のみの生産となります。
価格:714万円
ジャケ・ドロー/スウォッチ グループ ジャパン
TEL:03-6254-7288
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