ビクトリノックス・ジャパンは、ブレード素材に「ダマスカス鋼」を採用したスイスアーミーナイフ「ダマスカス・ナイフ 2012」を12月1日に発売する。世界限定5000本(国内限定100本)で、価格は3万1500円。
ダマスカス・ナイフ 2012では、ラージブレードに美しい波紋を持つ「ダマスカス鋼ブレード(刃)」を採用する。この刃は鋼材に添加する炭素、クローム、モリブデン、バナジウムなどの成分を高いレベルで均質に整え、組成の異なる2種類のステンレススチールを積層して鍛えることで再現したもの。同社の通常商品のブレード硬度(約56HRc)を超える硬度「60HRc」を持つ。
ダマスカス鋼は、古代インドの独自の製鉄技術に起源を持つ。ペルシャ商人によってシルクロードを経由して中東のダマスカス(シリア)に伝わり、「ダマスカスの剣」と呼ばれるようになったと言われているが、実際の製法は継承されておらず現存するダマスカスの剣を調査しながら再現が試みられている。
111ミリのハンドル部分には木目が美しいスイス産ウオールナット(くるみ材)を採用。存在感がありつつも温かみが感じられる仕上がりとなった。ベースモデルは、スイス陸軍に制式採用されている「ソルジャーナイフ」で全10種のツールを持つ。ラージブレード以外ののこぎり、マイナスドライバー、ワイヤーストリッパーなどの各種ツールは通常のステンレス鋼製。
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