セイコーウオッチは3月27日、宝飾と時計の見本市「バーゼルワールド2014」で新開発のGMT機能付き高精度ムーブメントを採用した機械式腕時計「グランドセイコー メカニカルハイビート36000 GMT」を発表した。
グランドセイコー メカニカルハイビート36000 GMTは、毎時3万6000振動(毎秒10振動)の高速振動で高い精度を実現するグランドセイコー専用新ムーブメント「キャリバー9S85」をベースに、GMT(24時表示)機能を追加した新ムーブメント「キャリバー9S86」を新たに採用。高級感、高精度とともに、実用性をより向上させた。
文字板は9S系機械式ムーブメントを製造する「雫石高級時計工房」から望む景色を表現した、繊細で美しい放射模様に仕上げた。裏ぶたはシースルー仕様で、羽をモチーフに美しくデザインされたローターがのぞき、限定モデルSBGJ005は金色のチタン製陽極酸化処理を施した特別仕様のローターを搭載する。サイズは44×14(ケース径×厚さ)ミリ。ケース、バンド素材はステンレススチール(SS)。10気圧防水、JIS耐磁時計1種準拠の耐磁性能を備える。搭載ムーブメント「キャリバー9S86」は手巻きも可能な自動巻き方式で、平均日差プラス5秒〜マイナス3秒、持続時間は最大55時間。日付表示、GMT(デュアルタイム表示機能)を備える。
グランドセイコー スペシャル規格検定準拠の特別仕様モデル「メカニカルハイビート36000 GMT 18Kモデル」も用意する。ラインアップは18Kホワイトゴールドケースの「SBGJ007」(200万円)、18Kイエローゴールドケースの「SBGJ008」(190万円)、18Kピンクゴールドケースの「SBGJ010」(190万円)の3つ。発売は2014年8月8日を予定する。年間生産数は3モデル合計で限定200本。
ムーブメントはGMT機能搭載「キャリバー9S86」を採用。通常のグランドセイコー規格より精度を高めた「グランドセイコー スペシャル規格検定」に準拠し、平均日差+4秒〜−2秒(通常規格は+5秒〜−3秒)、平均日較差1.6秒以下(同、1.8秒以下)、水平垂直差+5秒〜7秒以下(同、+6秒〜8秒以下)など、さらに高い精度を実現する。
文字板はシルバーをベースに長いインデックスとサークル上の24時表示を印字。6時位置には同検定の合格を示す、1970年当時のグランドセイコースペシャルと同じ書体を使用した「SPECIAL」の文字を配する。裏ぶたはシースルー仕様、SBGJ007とSBGJ008には18Kイエローゴールドの、SBGJ010には18Kピンクゴールドの「獅子の紋章」をあしらう。
ケースサイズは39.5×13.9(ケース径×厚さ)ミリ。バンドはクロコダイルレザー。日常生活防水、JIS耐磁時計1種準拠の耐磁性能を備える。
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