This is 最高にトム・クルーズな『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』:あの映画ざっくりレビュー
12月16日公開の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』。全編こってりとインポッシブルすぎて、「不可能」の意味が変わりそう!
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』はざっくりいうと、テロリストの汚名を着せられて孤立したイーサン・ハントが「無理無理無理!」っていうミッションを「ありえね〜」道具を駆使してクリアする映画。
「ちょっと、プーチンさん連れてきて!」と言いたくなるクレムリン大爆発に始まり、変装なしのなりすまし取引、地上800メートルでのアクション……などなど、タイトルどおりのインポッシブルなシーンの連続がなにしろ見どころの映画。全編こってりとインポッシブルすぎて、「不可能」の意味が変わりそう!
大人気スパイシリーズの4作目にして、諜報部員としてお前どうなんだ? というボケキャラが加わり、クスッと笑えるシーンもあるのが新しい。一番過酷な肉体労働をチームリーダーのイーサンが担当、次々と繰り出される無理難題を「なんで俺ばっかり」と思いつつこなしていたら、新参の分析官が実は現場出身と判明、肉体労働部員が増えたよ、やったねイーサン! ってことで、トム・クルーズと『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーがへんてこなアイテムを使ってカラダをはってがんばってます。
最後のシーンは「不可能にもほどがあるだろ!」とスクリーンを破く勢いで突っ込み必至で突っ込むところが多すぎて、ちょっと疲れました(笑)
あらすじ
IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)からの指令「ロシア軍の核のボタンの暗号を盗み出せ!」クレムリン潜入ミッションは、何者かに先をこされ、なおかつ、イーサン・ハントは爆発に巻き込まれてしまう。クレムリン爆破事件の首謀者としてテロリストの汚名を着せられてしまったイーサンとそのチームは、みずからの潔白を証明するため、限りなく不可能に近いミッションを遂行せざるを得ないはめに。もはやIMFの後ろ盾もなく、限られたアイテムを駆使して核戦争の引き金を引こうと暴走する科学者を止めるべく奔走する。
櫻井輪子(さくらい・わこ)
映画好きが高じて、コラムを書いたりもするイラストレーター。『WOWOWマガジン』『問題小説』『てぃんくる』などでイラストコラムを執筆。『Tokai Walker』の金子裕子さんのコラム「セレブ診療所」にコマ漫画を付けている。過去には『DVD&ビデオでーた』でビデオレビューのイラストコラム、『DVDでーた』で記者会見をレポするコラム『現場から櫻井輪子でした』を連載。
著書に『「へのへのもへじ」から始める 世界一カンタン! イラスト練習帳』がある。公式サイト「SakuraiWako'sめカラうりぼう」。
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