フォルクスワーゲン、4WDのミドルワゴン「パサート オールトラック」
フォルクスワーゲンは6月21日、「パサート オールトラック」を発売した。プリクラッシュブレーキシステムを標準装備する。価格は494万円。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは6月21日、4WDのミドルワゴン「パサート オールトラック」を発売した。プリクラッシュブレーキシステムを標準装備する。価格は494万円。
ベースモデルは、ミドルワゴンの「パサート ヴァリアント」で、車高を30ミリ高くし、ステンレス調のアンダーガードがついた専用バンパーを装着するなどクロスオーバーなスタイリングを強調する。同社では、パサート オールトラックを「パサート」シリーズの最高峰モデルと位置付け、フルタイム4輪駆動システム「4MOTION」を搭載した。
インテリアでは、ナパレザーを用いたスポーツシートを標準装備。専用のウッドデコラティブパネルやフルカラーマルチファンクションインジケーターなどを採用する。
エンジンは、ダウンサイジング戦略に基づき2リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボを搭載。最高出力は115キロワット(211馬力)/5300〜6200rpm、最大トルクは280ニュートンメートル/1700〜5200rpmを発揮する。6速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせ、燃費はリッター11.6キロ(JC08モード)となった。
フルタイム4輪駆動システムの4MOTIONは、主に前輪駆動で走行し、後輪には10%の駆動力を配分。発進や加速、路面状況の変化に応じて、最大で100%の駆動力を後輪に伝える仕組みで、常に最高のトラクション性能が得られるという。
パサートオールトラックに標準装備となったプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」は、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の拡張機能として作動する。ACCで使う同じレーダーによって前方の車両や障害物を検知し、警告灯とハンドルの振動によって危険を警告する。また、時速30キロ未満での走行中に静止障害物を検知すると、システムが自動的にブレーキを作動し、状況によっては完全に停止する。
このほか、ドライバーのステアリング操作を監視し、長時間運転などによるドライバーの疲労を検知し、警告灯によって休息を促すドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」も搭載する。
ボディサイズは4785×1820×1560ミリ(全長×全幅×全高)、車両重量は1670キロ、乗車定員は5人。
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