ミネラルウォーターでご飯を炊く、味噌汁を作る――震災前後で意識変化
サントリーは2012年7月6日、「ミネラルウォーター消費者利用動向調査」2012年版をまとめた。東日本大震災の前後で人々のミネラルウォーターへの意識はどのように変わったのか。
サントリーは2012年7月6日、「ミネラルウォーター消費者利用動向調査」2012年版をまとめた。東日本大震災の前後で人々のミネラルウォーターへの意識はどのように変わったのか。
この1年間に「店頭・自販機・通信販売のミネラルウォーター」を飲んだことのある人を対象にそれらを飲む理由を聞き、東日本大震災の前後(2010年と2012年)を比較したところ、増加したのは「安心だから」(37.5%→41.2%)、「水道水が不安だから」(16.6%→20.6%)だった。一方で、「おいしいから」(41.1%→38.9%)、「飲みやすいから」(32.2%→25.4%)といった理由が減少した。
ミネラルウォーターでご飯を炊く、味噌汁を作る
では、ミネラルウォーターをどのように使っているのだろうか。圧倒的に多いのは「そのまま飲む水」(94.8%)だが、これ以外に「薬を飲む時の水」(21.8%)、「日本茶・コーヒー・紅茶の水」(19.7%)、「ごはんを炊く水」(14.9%)という回答が並んだ。
東日本大震災以降、毎日の料理でミネラルウォーターを使う機会が増えているようで、「日本茶・コーヒー・紅茶の水」では12.4%から19.7%に、「ごはんを炊く水」では8.7%から14.9%に、「味噌汁を作る水」では4.6%から10.4%にと、まだ少数派とはいえ大幅に伸びている。
インターネットによる調査で、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)と関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に住む20〜69歳の男女のうち、2011年4月以降にミネラルウォーターなどの有料の水を飲んだ500人が対象。調査期間は2012年4月20日〜22日。
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