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優しさ、鋭さ、激しさ、そして美しさ――マクラーレン MP4-12C:岡崎宏司のクルマ DE トリップ(1/2 ページ)
マクラーレンMP-4 12Cは、スーパースポーツカーの新たな歴史を切り開こうとしています。かといって、腕に覚えのある人しか近づけない……、そんな偏ったスポーツカーでもありません。
著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)
1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。
※この記事は、LUXURY TVより転載しています。
マクラーレンMP-4 12Cは、スーパースポーツカーの新たな歴史を切り開こうとしています。
レーシングマシンの世界におけるマクラーレンが、長く輝かしい歴史を綴ってきていることは、すでに知ってのとおりです。そんなレース界の名門マクラーレンが世に問うスポーツカーですから、当然、ハンパなものではありえません。かといって、腕に覚えのある人しか近づけない……、そんな偏ったスポーツカーでもありません。
コクピットはもちろん低く、大きく前上方にハネ上がる特殊な構造のドアから乗り降りします。
カーボンファイバー シャシーを用いた、軽量かつ強靱な基本骨格と、革新的なサスペンションのコンビネーションは、素晴らしいパフォーマンスをもたらしていますが、こうした技術はむろん、その多くをレーシング テクノロジーから受け継いだものです。
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