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優しさ、鋭さ、激しさ、そして美しさ――マクラーレン MP4-12C:岡崎宏司のクルマ DE トリップ(2/2 ページ)
マクラーレンMP-4 12Cは、スーパースポーツカーの新たな歴史を切り開こうとしています。かといって、腕に覚えのある人しか近づけない……、そんな偏ったスポーツカーでもありません。
超弩級のパフォーマンスと優しさの両立
ミッドシップされるV8ツインターボエンジンは、デュアルクラッチ式ギアボックスと組み合わされますが、静止状態から時速100キロまでを3.3秒で走りきり、最高速度は時速330キロに達するといえば、そのパフォーマンスが「超弩級」と称されることに誰も異論はないでしょう。
でも、MP4-12Cは、街をゆっくり流がすこともまるで苦にしません。そして、踏めば非日常の世界に、簡単に連れて行ってくれますが、クルマの挙動は常に安定しており、インフォメーションも正確です。
優しさ、鋭さ、激しさ……。そんなあれこれを美しいパッケージに包み込んだMP4-12C。スポーツカーメーカーとしてのマクラーレンは、まだスタート台に立ったばかりです。つまりMP4-12Cは序章に過ぎません。本章は、これから始まるのです。ワクワクします!(文&撮影:岡崎宏司)
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