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雑誌広告でも音が鳴る!? ポカリスエットのiPad連動型広告がすごい:FUJI ROCK FESを応援!
紙でできた“レコード”なのにiPadに乗せると自動的に音楽が演奏され、広告ページの裏側にiPadを入れると2分42秒の光のアートが楽しめる。
大塚製薬が音楽ファンのための特別企画として、雑誌で展開しているスポーツドリンク「ポカリスエット」の広告。iPadや特殊なインクを使うことで、これまでにない体験ができると注目を集めている。
7月20日に発売された雑誌『Switch』(2013年8月号)に掲載したのは、手が触れていないのに音が鳴るという世界初のデジタル雑誌広告「POCARI MUSIC PLAYER」。Switchには3枚のレコードを模した紙が収録されている。iPadで特設サイトにアクセスすると出現する“ターンテーブル”に乗せると、7月26〜28日に開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '13」に出演するアーティストの楽曲が自動再生されるのだ。この不思議な仕掛け、人間の目には見えない形で印刷された「静電インク」がタッチパネルと反応しているのだとか。
POCARI MUSIC PLAYER。収録しているのは実力派ポストロックバンド「LITE」の『bond』、ルーズサウンドが魅力な「光風&GREEN MASSIVE」の『櫻』、雑草系ヒップホップ&ラッパー4人組「STERUSS」の『go city blues』だ
また、8月1日に発売される雑誌『BRUTUS』(2013年8月15日号)では、広告ページの裏側に入れたiPadが光ることで、誌面にプロジェクションマッピングのような視覚効果が得られる「POCARI SWEAT EFFECT」を展開する。こちらは国内初となるリアプロジェクション型雑誌広告となる。「乾燥した世界がうるおっていく」というポカリスエットの世界観を2分42秒の映像で表現する、デジタルとアナログが融合した新しいアートといえるだろう。
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