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» 2006年08月04日 15時36分 UPDATE

ダイヤル操作で印影が64通りに変化する印鑑

本体のダイヤルを操作することで印影を64通りに変化させられる「ダイヤルバンク印」。発売元の三菱鉛筆によると「生体認証並みのセキュリティ」を実現できるという。

[鷹木創,ITmedia]

 三菱鉛筆は8月2日、印鑑の本体軸にダイヤルを搭載した「ダイヤルバンク印」を発表した。ダイヤルの番号によって印影を64通りに変えられるキュリティ機能を搭載。7月24日から全国の文房具取扱店、印章製品取扱店で受注を開始している。納期は10日ほど。価格は2万1000円。

st_b01.jpg ダイヤルバンク印

 2006年2月に施行された預金者保護法によって、キャッシュカードの不正利用に関しては預金が補償されることになった一方、通帳と印鑑を用いた不正引き出しについては、「自己責任となるのが現状だ」(三菱鉛筆)という。

 開発のポイントは、銀行に登録するのは印鑑ではなく“印影”であることに着目したことだった。現在の印鑑は、印面が1つに固定されているために、盗難されるとそのまま使用されてしまうのだ。

 そこでダイヤルバンク印には、この印影を「自分だけにしか合わせることができない仕組み」を搭載した。ステンレス製の印鑑本体に8桁の数字のダイヤルを2列並べ、数字の組み合わせで印影を変える。ダイヤルを操作で、姓の印面の向きとその外周の模様が変化し、64通りもの印影を選択できるのだ。なお、地方自治体で印鑑登録する場合、一部自治体では「印影が変化する」という理由から登録できない場合もある。そのため、三菱鉛筆では銀行登録専用として利用するよう勧めている。

 サイズは直径が18ミリ、長さが45ミリ。重さは76グラム。字体は古印体、篆書(てんしょ)体、吉相(きっそう)体の3種類だ。

 使い方は、1)自分で決めたダイヤル番号の組み合わせで印影を登録、2)登録後はランダムに回転させ、印影を変化させておく、3)引き出し時は、登録した印影に合わせて引き出し、4)使用後は再度ランダムに回転させて印影を変化させた状態で保管する。三菱鉛筆では、印鑑を盗難されても登録した印影と異なるため、不正利用を防止できるとしている。

st_b02.jpg 使用例

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