キーボードのうるさい打鍵音を静かにする3分LifeHacking

「キーボードを打つ音が騒々しい!」――こう言われたことはないだろうか。同僚のキーボードの打鍵音がうるさく、仕事に集中できない人もいるだろう。耳障りな打鍵音を低減させる方法を考えてみよう。

» 2006年08月08日 13時47分 公開
[kizukiITmedia]

 職場の同僚のキーボードの「カタカタ」という打鍵音を耳障りに感じたり、逆に自分の打鍵音の大きさを同僚から指摘されたことはないだろうか。キーボードの打鍵音は不規則に発せられることもあり、いったん気にし始めると、とことん気になってしまうものである。もしこれらの音が周りにストレスを与えているようであれば、人間関係に悪影響を及ぼす前に何とか改善したいところだ。

今回試用したエレコムのキーボードカバー。シリコン状の透明な素材で、伸縮性がある

 とはいえタイピングの強弱は人それぞれで、一度身についてしまった打鍵の強さを意識して変えるのは極めて難しい。話題の「サイレントキーボード」を導入する方法もあるが、会社で使っているキーボードをおいそれと交換できるものでもないし、キータッチやキー配列が完全に変わってしまうのはできれば避けたい。こだわってメカニカルキーボードを使っているような人であれば、なおさらだろう。

 そんな場合の手軽な方法は「キーボードカバー」を導入してしまうことである。もともと防塵防滴を目的として市販されているキーボードカバーは、薄いシリコン状の皮膜を上にかぶせることから、耳障りな打鍵音を低減させる効果もあるのだ。

 手持ちのキーボードを用い、実際に簡易テスタで測定してみたところ、通常時は55dBあるキーボードの打鍵音が、キーボードカバーを被せることで40〜45dBまで低下した。dBは対数表示なのでわずか3dBを減少させるだけでも音のエネルギーを半分にする必要がある。10dB程度の低下だがキーボードカバーだけでもなかなかの効果だといえそうだ。また、これは単純に上から被せた場合の値なので、キーボードカバーの端をテープなどでぴったり留めてしまえば、さらに打鍵音を低減させることができるはずだ。

 コツとしては、フリーカットタイプのキーボードカバーではなく、PC本体の型番ごとに用意されている専用のカバーを用いること。カバーがキーボードの凹凸にぴったり合って騒音を吸収してくれる。

 キータッチはカバーを被せることで多少なりとも変わってしまうが、キーボード本体をまるごと買い換えるよりはリスクも低く、投資額も少なくて済む。本来の目的である防塵防滴も含めてメリットが多いので、ぜひお試しあれ。

キーボードの上からかぶせて使用する。パソコン本体の型番ごとに用意されているので、合ったものを選ぶとよい。防音効果を高めたければ端をテープで留めてしまおう

本日のレシピ
製品 キーボードカバー
実売価格 デスクトップタイプで1000〜2000円程度
発売元 エレコム
URL http://www2.elecom.co.jp/support/keyboard_cover/index.asp

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ