生まれたてのベンチャー企業やそのタマゴたちの優れたビジネスプランを表彰する「DREAM GATE GRANDPRIX 2007」が始まった。最優秀起業家には100万円を贈呈する――。
生まれたてのベンチャー企業などの優れたビジネスプランを表彰・支援する「DREAM GATE GRANDPRIX 2007」の公募が9月1日、始まった。公募期間は11月30日まで。書類選考を経たのち、2007年1月〜2月には全国9エリアで地方大会を行い、2007年3月に最優秀起業家賞が決まる。同賞受賞者には、100万円のスタートアップ資金を贈呈する。
DREAM GATE GRANDPRIXは、財団法人ベンチャーエンタープライズセンターが行うプロジェクト「起ちあがれニッポン DREAM GATE 後援経済産業省」の一環として実施するイベント。2005年度、2006年度に続く3回目の開催となる。
選考対象は、設立3年未満もしくはこれから1年以内に創業予定の起業家やその予備軍。上場企業の子会社でないことが前提条件だ。審査委員はまだ決定していないが、ベンチャーキャピタル経営者や雑誌の編集長、IPOベンチャー経営者、地域の企業経営者などを予定しているという。
評価の基準は「独創性」「市場性」「実現可能性」「持続可能性」「地域の活性化」など。ベンチャーエンタープライズセンターでは「このグランプリを通して、日本における起業文化を浸透させ、起業意識がさらに高まる風土を形成していく」としている。また、全国9エリアの地方大会「挑戦者祭」では、地元企業の経営者や投資家の前でプレゼンテーションできるため、「ビジネスチャンスが大きく広がる」という。
2005年度の応募プラン総数は385件。2006年度は412件と増加した。大会の来場者数も2005年度の693名から2006年度は1277名とほぼ倍増している。
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