「iPodにPCを詰めて持ち歩く」ソフト

RingCubeの「MojoPac」ソフトは、PC環境を携帯デバイスにコピーして、ほかのPCで利用することができる。

» 2006年09月26日 10時31分 公開
[ITmedia]

 米新興企業RingCubeは9月25日、iPodやUSBメモリ、HDD、携帯電話などのストレージデバイスでPC環境を持ち運べるソフトをリリースした。

 同社の「MojoPac」ソフトは、ユーザーがPCの情報、設定、アプリケーション(MS Office、iTunes、Adobe Photoshop、PCゲームなど)を携帯ストレージデバイスに入れて持ち歩けるようにする。

 MojoPacを手持ちのデバイスにインストールして、ファイルをコピーし、アプリケーションや設定を選択するだけで、MojoPacがそのデバイスにPCの環境をコピーするとRingCubeはうたっている。そのデバイスを別のWindows XPマシン(ホストPC)に接続すると、MojoPacを起動して自分のPC環境を利用することができるという。

 ホストPCにファイルやアプリケーションが移されることはなく、デバイスの接続を切った後でホストPCにファイルやキャッシュが残ることはない。これによりプライバシーとセキュリティが保たれるとRingCubeは説明している。

 MojoPacはiPod、USB HDD、USBフラッシュメモリ、一部の携帯電話(Nokia N91、Samsung i310など)、その他iRiverなどのデバイスに対応。必要な容量はコピーするアプリケーションによって異なる。ホストPCはWindows XP(Media CenterおよびTablet PCエディション含む)を搭載している必要がある。対応アプリケーションについては、Mojoサイトにテスト済みアプリケーションのリストが掲載されている。

 MojoPacはwww.mojopac.comからダウンロードでき、30日間無料で試用可能。リリースから1カ月間は29.99ドルおよび追加ライセンス(3件まで)14.99ドルの特別価格で提供される。通常価格は49.99ドル、追加ライセンス(3件まで)が24.99ドル。

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