ビジネスバッグの肩ベルト交換のススメ3分LifeHacking

通勤で使われるビジネスバッグのショルダーベルトは、造りがややチープなことが多い。これを交換して、バッグの使い勝手をアップさせよう。

» 2006年10月24日 12時35分 公開
[kizuki,ITmedia]

 いわゆるビジネスバッグと呼ばれるジャンルの製品がある。A4の書類が入るサイズで、通勤時にビジネスマンが持ち運ぶバッグのことだ。合皮の薄っぺらいタイプからノートPCが収納できるゴツいタイプまで、バリエーションは幅広い。こうしたビジネスバッグの裏側ポケットにスポーツ新聞を突っ込んで電車で通勤するサラリーマンの姿は、日本全国どこに行っても見られるはずだ。

 こうしたビジネスバッグには肩掛け用のショルダーベルトが付属している製品がほとんどだが、おしなべてチープな造りであることが多い。ノートPC用の頑丈なバッグでも、コストダウンのためにショルダーベルトだけは廉価なパーツが使われていることは珍しくない。そしてたいていは、このショルダーベルトをそのまま使い続けているはずだ。

 そこで、ショルダーベルトをグレードアップし、日々使っているビジネスバッグの使い勝手を大幅に向上させよう――というのが、今回のテーマである。バッグそのものが安物でも、ショルダーベルトを交換しただけで超高級バッグに感じられることもしばしばである。感覚的には、PC標準添付のボールマウスを光学マウスに交換した際の「オレは何故いままでこんな使いにくいモノを使ってたんだ!」という心の叫びによく似ている。

 もっとも、こうしたショルダーベルトの交換用パーツというのは、それほど多くの種類が市販されているわけではない。類似製品の売場としてすぐ思いつくのはトラベルグッズ売場だが、陳列されているのは防犯用途に特化した製品が多く、使い勝手という点ではバッグ標準添付のショルダーベルトと変わらない場合が多い。

 今回は、国内で入手可能なオススメ製品を2つ紹介しよう。1つは「OP/TECH SaveOn ShoulderStrap *Slim」。もともとカメラ用に展開されている製品のバリエーションで、伸縮性の素材を利用したショルダーベルトだ。裏面には滑り止めも施されており、「重いバッグでも軽く感じる」というコピーも伊達ではなく、バッグ自体がグレードアップしたかのように感じられるスグレモノである。

ビジネスバッグに標準添付されているショルダーベルト(下)と、OP/TECH SaveOn ShoulderStrap *Slim(上)の比較。パッド部のサイズの違いは一目瞭然だ
パッド裏面には滑り止め効果が施されているので、なで肩の人も安心

 もう1つは「DXショルダーストラップ」。こちらはもともとカメラバッグ用に作られた製品で、数キロを超える重いバッグを肩から下げるためのショルダーベルトである。パッド部は2センチ以上の厚みがあり、滑り止め効果も強力だ。ビジネスバッグというよりも、出張用バッグなどに適した製品だといえる。

カメラバッグ用の製品である「DXショルダーストラップ BLACK」。パッド部の全長だけで30センチ近くあり、形状も弓状になっている
パッド部の厚さは2センチはくだらない。これだけあれば、荷物の重みで肩に食い込むことはないだろう

OP/TECH SaveOn ShoulderStrap *Slimを実際に肩にかけてみたところ。軽量なバッグからノートパソコン収納用のバッグまで、幅広く使えるのがウリだ
DXショルダーストラップ BLACKを実際に肩にかけてみたところ。出張などに使う大型バッグに適している

 本体ではなくインタフェースを交換することで、本体の使い勝手を大幅にアップさせる──という点では、マウスやキーボードの交換とよく似た行為である。しかしショルダーベルト交換の効果は、世間にはあまり認知されていないように思われる。機会があればぜひお試しいただきたい。

本日のレシピ(その1)
製品名 OP/TECH SaveOn ShoulderStrap *Slim
購入店舗 AssistOn
実売価格 3570円

本日のレシピ(その2)
製品名 DXショルダーストラップ BLACK
購入店舗 オリエンタルホビー
購入価格 1550円

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