書類の隅のメモ書きを、消しカスを出さずに消す3分LifeHacking

大事な書類でメモを取れば、後から消さなければならないこともあるだろう。消しゴムで文字を消すと「消しカス」が出てしまうが、今回紹介する商品は、文字を消せるのに「消しカス」は出ない。

» 2006年10月31日 10時13分 公開
[小林誠,ITmedia]

 大事な書類の端に鉛筆やシャープペンでメモを取ると、後で消せるのでボールペンよりも重宝する。しかしどうしても発生するのが「消しカス」だ。整理整頓された机の上ならともかく、多少書類が散らばっていれば、消しカスが書類の間に挟まったり、風で飛ばされたり、と迷惑このうえない。

 それを解決するのが「トントンエルサ」と「コロコロエルサ」という商品。どちらも、その名のとおり文字を「トントン」と叩いて消すか、「コロコロ」と転がして消すかの違いだけで、消しカスが出ない便利な小物だ。

青がトントンエルサ、赤がコロコロエルサ。大きさは普通の消しゴム程度。どちらもHB対応。キャップを外して使用する
HBのシャープペンで普通に書いてみた。メモする際には走り書きという人も多いので、実際はもっと薄いことも多いだろう

 トントンエルサの場合は、字を消す部分がポリエステル系の素材で柔らかいゴムのようになっており、これに鉛筆の芯が付着する仕組み。字消し部分は直径13ミリほどの円形になっている。細かい部分だけを消すのは難しいが、書類の隅にサラッと書いたメモなどを全部消す、という場合にはぴったりだ。叩き方は軽く「トントントン……」とリズムよく叩いていれば、瞬く間に文字が消えるはず。一方で、強い筆圧で書かれた文字を消すのは苦手のようだ。長い時間、叩いても消しにくかった。また、わりとすぐに字消し部分が真っ黒くなり字を消せなくなる。

軽くトントンと叩くと、このように文字が消えていく。30秒ほどで全部消えたが、筆圧によっては、薄く跡が残ることもある
コロコロエルサの場合はスピーディーに文字を消せるが、その分、字消し部分が黒くなりやすい。黒くなったらセロテープをペタペタ貼って汚れを取ろう

 その場合は、セロテープを字消し部分に何度も貼り付けて剥がすか、中性洗剤を利用することで元に戻る。それでも消せなくなったら、あきらめて新しいものを購入しよう。210円という値段を考えれば、それほど懐も痛まない。

 コロコロエルサの字消し部分も仕組みは同じ。こちらは消したい文字の上を何度も転がす。横長、縦長のメモや1文を連続して消す、という場合はトントンエルサよりも効率よく消せる印象だ。ただし字消し部分が黒くなった場合、トントンエルサよりも元に戻すのが少々面倒に感じた。一長一短がある2つの商品だが、デスクの上に消しカスを散らばらせたくない、という方は試してみるといいだろう。

本日のレシピ
商品名 トントンエルサ/コロコロエルサ
価格 210円
発売元 アイリス

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