連載
» 2006年12月15日 00時31分 UPDATE

シゴトハック研究所:Wikiを使ってプロジェクト推進【導入編】

あのプロジェクトの最新情報ってどこにあるんだっけ? 進捗報告資料の作成って面倒だな……。おい! 例のプロジェクトってどこまで進んでる?──こうしたプロジェクトの課題にどう対応していますか?

[大橋悦夫,ITmedia]

今回の課題

 プロジェクトをうまく進めるためのWikiの活用法とは?


ks_manga25.gif マンガ:ふじたきりん

 今日はノリオプロジェクトの週次進捗ミーティングの日。ヒロシ主任とタカフミ君をはじめ、参加メンバーがそれぞれに複数のタスクを抱え、これらの進捗をうまく管理する方法について話し合っています。

ノリオ課長 みんながそれぞれにいろいろなタスクに取りかかっていると思うが、こうしてみんなで集まるのはスケジュール調整の面でなかなか大変だよね。それに毎回進捗の確認だけで30分以上を使ってしまう。そこで今日は、進捗の確認に入る前に、この状況を何とかするためのアイデアを出し合いたいんだが。

ヒロシ主任 確かにそうですね。個人的には毎回ミーティングの時まで皆さんが何をやっているのかが分からないというのは気になるところではありました。ミーティングは純粋に意見交換の場にして、ほかの人が何をしているのか、どこまで進んでいるのかは事前に把握できているといいんですが。

ノリオ課長 そうそう、まさにそんな感じが理想だね。

タカフミ君 そういうことなら、最近ヒロシ主任と2人で使い倒しているWikiを活用してみるってのはどうでしょう?

ヒロシ主任 おお、なるほど。みんながそれぞれのタスクの進捗状況をWikiに書き込むようにすれば、常に最新情報をシェアできるというわけか。

タカフミ君 そうです。そして、全体のスケジュールとか参考資料なんかもすべてWikiに置いておけば、探す手間も省けますし、そもそもそういう資料ってみんながそれぞれ手元に持っている必要はないですよね。

ノリオ課長 確かに、そういう資料は必要に応じてぼくが更新することもあるから、常に最新版を見てもらうようにしないと意味がない。

タカフミ君 あと、Wikiを掲示板のように使うという手もありますね。メールを使わずに、すべてをWikiに集約するようにすれば、やたらとメールが増えることもなくなると思いますよ。実際、ヒロシ主任とアイデア交換をするWikiでは、やり取りが全部Wikiに残るので、メールはかなり減りましたし、後から探す時もWikiで探せばすぐに見つかりますから。

ノリオ課長 なるほど。

ヒロシ主任 それから、タスクの進捗状況をWikiに書き込むことになると、これまでのようにミーティングの前に進捗報告資料を改めて作る手間もなくなりそうですよね。この資料作成って、けっこう時間がかかりますし。

タカフミ君 Wikiに書き込むのは、自分で自分の進捗状況を把握するためという感じで、あまり報告をしている感覚はないんですが……。

ノリオ課長 それによって、僕がみんなの進捗状況がリアルタイムに分かるようになるわけか。それはありがたいね。よし、そしたらヒロシ主任とタカフミ君で、今回のプロジェクトに関するWikiを立ち上げてもらえるかな。とりあえず、どんな感じにするか、みんなの意見も聞かせてもらいながら、この場でまとめてしまおう。

筆者:大橋悦夫

仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」管理人。日々の仕事を楽しくするためのヒントやアイデアを毎日紹介するほか「言葉にこだわるエンジニア」をモットーに、Webサイト構築・運営、システム企画・開発、各種執筆・セミナーなど幅広く活動中。近著に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)がある。


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