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» 2006年12月26日 14時26分 UPDATE

カマタ式「極楽文具」:「取扱説明書ファイル」をカスタマイズ――取説を美的に整理

ヒット商品となった「取扱説明書ファイル」。そのまま使うのもアリだが、文字を入れたり、ポケットを追加したりとフルにカスタマイズしてみよう。

[カマタスエコ,ITmedia]

 2005年の個人的大ヒット文具といえば、キングジムの「取扱説明書ファイル」であった。実は長い間、取扱説明書はある文具を使ってかなりきれいにファイリングしてきたのだが、年々カタログが分厚くなり、表紙が耐えられないほど膨らんでしまったため新方式を模索していた。そこに登場したのが「取扱説明書ファイル」だったのである。

 このファイル、発売当初から口コミで広まり、一時期は品切れとなった店も多かったようだ。その後、ラインアップが充実し、現在はグレイの他、オレンジなどもある。また、リング式のほうは2段式ポケットも追加販売している。

 また、ハードクリアファイルが新発売になっていた。これは保証書やCD-ROMを入れるポケットがついていない、シンプルなポケットである。耐久性のある丈夫なポケットはそのままなので、カタログなどを入れておくのに向いている。発売後、間もないので現在はまだ販売店が限られている。

st_kamatasinsyoku.jpg カラフルになった取扱説明書ファイル
st_kamata9860.jpg チェックシートになった背見出し。現在はシールが付属しているとのこと。シンプルな書棚の中でかなり浮いた存在であった

 年末、不要なものを処分していると、保証書を兼ねた小さな説明書をいくつも発見した。また、電化製品以外でも品質保証書がついていることが増えた。たとえば、バッグ、万年筆、デイパック、職人の作った爪切りなどだ。机の中に入れておいたのでは汚れるし、いざ必要なときにさっと出てこない。

st_kamata9876.jpg こまごまとした説明書がこの何倍も出てきた

 いい機会だからと、取扱説明書ファイルをカスタマイズした。1)背見出しをシンプルにすること、2)小さな説明書に対応できるようにすること――の2点だ。念のために言っておくが、市販の取扱説明書ファイルに小さな説明書が入らないわけではない。すでに何冊も使っているし、とりあえずはそのまま使ってきた。

 取扱説明書ファイルは、背見出しにチェックシートがついている。これが細かすぎるのと、色の主張が強く、私としてはそのまま使いたくなかった。そこで、やや厚口のカラー用紙を購入して同じサイズに切った。そこにアルファベットの切り文字(糊付シート文字)を貼り付けたのである。

 ちなみに「K」はキッチン、「M」はコンピュータ(Mac)、「L」はリビング家電を示す。様子見のつもりでこの3つだけ購入してきたが、できあがりは予想以上によかった。このあとも全部切り文字を貼り付ける方法で統一する予定だ。

 残念ながら、糊付シート文字を扱っている店は少ない。その場合はシールを貼らず、B4サイズの紙に好きなフォントでプリントアウトし、それから紙をカットすれば大丈夫だ。ファイルの色はグレイだったので紙もグレイにするつもりだったが、本棚に並べたときに見えるのは背表紙だけなので、見た目優先の色を選んでみた。

 結果、それでよかったと思う。デザイン重視でありながら、きちんと内容が把握できることは大切だ。もし多くの人がさっと認識しなければいけないのであれば、英語に置き換えてはどうだろう。すっきりとする。

st_kamata9862.jpg 切り文字のシール。裏に糊がついているので、はがして貼る。色は黒と白があった
st_kamata9866.jpg これなら書棚で浮かず、いざという時にきちんとわかる

st_kamata9922.jpg Wordを使ってB4サイズで作成し、入るサイズにカットして背見出しにしたもの。オフィスならこちらがお勧め

 もうひとつの課題、小さな保証書や説明書をどうするか。ファスナー付きのケースを追加して、そこに収めることにした。穴は自分で空けたが、方法は簡単だ。手芸用品店に売られている、ハトメやベルトの穴あけ用の道具(クローバーの商品名はNパンチ)を使い、まず直径3ミリの穴を空ける。このとき、取扱説明書ファイルのポケットを1枚抜いてあてがい、ずれないように慎重にする。すべての穴を空けおわったら、次に2穴パンチの紙受けを外し、裏側から確認しつつ3ミリの穴を中心に置くようにして、1穴だけパンチする。この方式なら、ファイルが何穴でも対応できるし、穴の間隔が問題になることもない。

 ポケットとファスナー付きケースを重ねて2穴パンチであけてはどうかと思われるかもしれない。しかし、一般的な2穴パンチはこの2つを同時に入れられるだけの隙間がないし、あったとしてもズレが生じやすい。Nパンチは1つ持っているとベルト穴を増やしたり、紙の中央に穴をあけたりと、応用が利く。願わくば、2穴と同じ径のNパンチが欲しいところだ。

st_kamata9873.jpg スティック式とじ具採用で、ポケットは簡単に外れる
st_kamata9888.jpg クローバーのNパンチ。先端は歯になっている。本来はベルトの穴などをあけるためのものだ

st_kamata9878.jpg 下に不要な雑誌などをあてがって、穴をあける
st_kamata9880.jpg 直径3ミリの穴があいた

st_kamata9883.jpg 2穴パンチの裏側から確認しながら、パンチ穴をあける
st_kamata9886.jpg 2穴パンチを使ってうまくパンチできた。このサイズなら取扱説明書ファイルのとじ具にも入る

st_kamata9871.jpg うまく収まった小さな説明書

 なお、今回使ったのは、無印良品の「EVA ケース・ファスナー付 A5ワイド」だ。冬でも硬くならない素材で使いやすい。6穴のうち5つ分の長さしかなかったが、実際に使ってみて不都合は生じていない。なお、同シリーズにはB5ワイドがあり、これならぴったりのサイズだ。

製品名 価格
キングジム 取扱説明書ファイル(品番2632) 950円
伊東屋 糊付シート文字 各60円
無印良品 EVA ケース・ファスナー付 A5ワイド 116円
クローバー Nパンチ(品番21-311) 893円

筆者プロフィール カマタスエコ

 横浜生まれ、東京育ち。コピーライター、フォトエッセイストにして料理研究家。設計技師の父の影響で、小さい頃から製図道具に囲まれる生活だった。そんなDNAからか、筆記用具をはじめとした文房具に詳しい。ブログは「カマタスエコのブログ」。同じく運営するWebサイト「電脳カマタ食堂」は「信毎ホームページ大賞2006」のライフ/情報部門の優秀賞を受賞している


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