“もっと”集中して仕事をする方法Biz.ID Weekly Top10

本気で集中して作業するコツは、「メールソフトやIMを終了させる」「電話を留守電にする」「会議室を個人で予約して“1人合宿”」……いやいや、もっと集中できる方法があるのですよ。

» 2007年02月06日 21時36分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 今週最も読まれた記事は「『あの場所まで歩いて何分?』を把握する」。不動産物件情報に書かれた「徒歩○分」が“80メートル=1分”換算で書かれているというのは聞いたことがあったが、マピオンのサービス「キョリ測(ベータ)」は知らなかった。アクセスが集中して、昨日は一時期キョリ測を利用できない、という事態になっていたようだ。マピオンさん、ご迷惑をおかけいたしました。

 ところで、連載「デジタルワークスタイルの視点」の今週掲載分(1月31日の記事参照)を読んだ筆者の感想は、「徳力さんは意志が強いなあ」というものだった。記事では集中するためのポイントとして「メールソフトやIM(インスタントメッセンジャー)を終了させる」「電話を留守電にする」「会議室を個人で予約する」の3点を挙げていたが、これではまだ“手ぬるい”。

 筆者の場合、最も集中でき、仕事がはかどるのは喫茶店だ。特に長い原稿を書くときには効果てきめん。会社で原稿を書いていて「このペースではもう間に合わない!」となると、近場のスターバックスやドトールへ、ThinkPadを抱えて逃げてしまう。

 なぜコーヒーショップで仕事がはかどるのか。その理由は3つある。1つはコーヒーを飲みながら仕事ができるから(コーヒー大好き)。次に周りに知っている人がいないから(筆者の場合、話しかけられるのはもちろん、周りで人が話しているだけでも無意識のうちにその内容を聞いてしまい、つい気になってしまう)。そして3つめはネットワークがつながらないからだ。

 メールソフトとメッセンジャーを断つだけで集中できる徳力氏は、意志が強い人なのだと思う。筆者の場合、ハッと気付くとWebブラウザでどうでもいいことを調べていたり(Wikipediaなどは大敵だ)、SNSを覗いてみたり、思い出して他の仕事をしてしまったりするのだ。まったくもって意志が弱いため、ネットワークそのものを遮断し、自分がインターネットにアクセスできない状況を作り出すことが必要になる。外に行くときも念のためPHSの通信カードは持っているのだが、社内LANに比べて通信速度も遅いし、つなぎ放題プランではないので、さすがにやむを得ない場合しか使わない。

 そんなわけで、自分では“コーヒーショップ最強説”を唱えていたのだが、「こうすれば集中できる」という仕事のスタイルは、人それぞれなようだ。例えばS編集長は“電車の中で仕事をするのが一番集中できる”とのこと。「目的地に着くまで○○分しかない!」と焦るので、集中せざるを得ないから……というのがその根拠らしい。また、T記者は“酒を飲みながら仕事をするのが一番”と主張する。お酒を飲んで仕事をするとさまざまな考えがひらめき、しかも「俺ってスゲー」というハイな気持ちが継続するのがはかどる要因らしい。とくにだらだらと書くような原稿のときは効果は絶大! と真顔で話していた。

 そんなにはかどるなら試してみようかな……と思ったのだが、筆者の場合、電車の座席に座れば5秒で夢の中(元来いつでもどこでも眠れる上、乗り物の揺れと座席の暖かさがたまらない)だし、お酒を飲んだら寝るか気持ちが悪くなるかどちらかでまず仕事にならない。お子ちゃま体質な私には、やっぱりコーヒーショップが最強なのかも……と、ガムを噛みつつ原稿を書く冬の夜なのだった。

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