ビジネスライクのつながりの中でも、本当は気軽に誕生日くらい祝いたい。いわばコミュニケーションの一環としての誕生日である。でも自分から「祝って」というのもなんだか変だ。自分から「誕生日」を告げなくても、さりげなく伝える方法はないものだろうか。
社会人になって誕生日との距離感が微妙だ。周囲に友達ばかりだった学生時代とは異なり、社会人は一般的に職場だけのつながりである。そんなビジネスライクのつながりの中でも、本当は気軽に誕生日くらい祝いたい。いわばコミュニケーションの一環としての誕生日である。
でも、そんなドライな関係の同僚に誕生日を聞いたとする――何か勘違いされそうだ。じゃあ、自分から「実はオレ、明日誕生日なんだよ」なんていうと、何かプレゼントを要求しているみたいで恥ずかしい。いや、正直に言おう。もちろんプレゼントは欲しい。欲しいのだが、直接的過ぎると図々しい感じがする。しかも相手の返事も「へぇ、そうなんだ」ぐらいだと会話そのものも終了してしまう。
実は、一部のSNSでは友達の誕生日を教えてくれるサービスがある。たとえばGREEでは友達の誕生日にメールが送られてくるし、mixiでは誕生日の友人のページにアクセスすると「Happy Birthday!!」とデカデカとバナーが飾られている。
友達の誕生日が分かる――という意味では非常にありがたいのだが、その一方でちょっとアピールが過ぎる気もする。筆者の場合、GREEにしてもmixiにしてもそれほど親しい人ではなくても登録しているので、マイミク登録以来メッセージのやり取りを全くしていない人に対して、誕生日だからって急にコメントを寄せるのも「なんだかなぁ」と思う。
もし職場でインスタントメッセンジャー(IM)を使っていて、しかもそのクライアントソフトがSkypeだった場合は、もうちょっと控えめに誕生日をアピールできる。Skypeは通常、自分がオフラインだった時などにメッセージを受け取っているなど、何らかのイベントが発生すると、タスクバーのSkypeアイコンにフラグマークが現れる。この動きと同じことが、コンタクトリストに誕生日を迎えた友人を登録していると発生するのだ。
タスクバーのアイコンをクリックすると、右上に「1件の新規イベント」とあるのでさらにクリックすると「1コンタクトの誕生日」とサラッと書いてある。ここまでは「おめでとう」などの祝福の言葉すらない。この後、Skype名をクリックして表示させたプロフィールで、「ちょうど○○歳(誕生日おめでとう)」となるわけだ。ようやく表示されたプロフィール欄でしかもカッコ付きでの祝福。実に奥ゆかしいではないか。
個人的には、このぐらいのアピール度であれば許容できそう。Skypeが利用できるかできないかは職場の環境によるが、もし利用できるのであればぜひプロフィールに誕生日を入力しておこう。きっと何らかのコミュニケーションが発生する――はずだ。
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