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» 2007年07月27日 18時59分 UPDATE

Hack Attack:ブックマークだけじゃない――Firefoxでアドオン、プロファイルまで同期する方法

ブラウザ設定情報の同期ツールは多々あるが、アドオンや各プロファイルまで全部、複数のマシンで同期するとなると、このFolderShareを使う方法がお勧めだ。

[Adam Pash,Lifehacker]
LifeHacker

【この記事は、2007年6月26日付で米ブログメディア「Lifehacker」に掲載された記事を翻訳したものです。】

 太古の昔から人類は、Firefoxのアドオンやテーマ、ブックマーク、保存したパスワードを複数のコンピュータで同期させたいと渇望してきた。それがかなえば、どこで仕事をしようとも、ブラウザを自分で設定した環境で使うことができるからだ。

 実を言うと、同期する方法を見つけた。解決方法は、Microsoftのフォルダ同期・共有ツール、「FolderShare」にある(2006年8月14日の記事参照)。ちょっとした犠牲は伴う代わりに、ずっと待ち望んできた完全自動化されたアドオンの同期が可能になる。では使い方を見ていこう。

 このやり方のすごいところは、アドオンすべてが同期できるだけでなく、ほとんどすべてのプロファイルデータも同期できる点だ。つまり、閲覧履歴、ブックマーク、テーマ、保存したパスワード、about:config設定、デフォルトの検索エンジン、Greasemonkeyのスクリプト、などがすべて同期できるということだ。その上、WindowsとMacの両方の環境(残念ながらLinuxには未対応)で使える。すごく良さそうだろう? では始めよう。

インストールと設定

1. FolderShareのダウンロードと設定

 まずはFolderShareのサイトに行き、アカウントを登録してFolderShareをダウンロードし、インストールしよう。同期したいコンピュータそれぞれでこの作業を行う。

 インストールできたら、どれか1台でFolderShareにログインし、画面左の「Sync My Folders」アイコンをクリックする。

fs1 「Sync My Folders」アイコンをクリック

 次のページで「Specify folders to sync」をクリックする。これからFirefoxのプロファイルフォルダを同期できるように設定する。

2. Firefoxのプロファイルフォルダの設定

 ここからが設定のキモだ。FolderShareのWebインタフェースで同期したいFirefoxのプロファイルフォルダにたどりつく必要がある。やや面倒だが、それほど時間はかからないと保証する。

 初めてこの作業を行う場合は、すべてのマシンに反映させたいFirefoxの設定とプロファイルから始める必要がある。従って、メインで使っているマシンで始めることになる。サイドバーにすべての「Available Devices」(つまり、FolderShareをインストールした全マシン)が表示されていることを確認しよう。Firefox設定の「マスター」にしたいマシンを選び、1度に1フォルダずつFirefoxのプロファイルフォルダ(アドオンやブックマークなどのすべてを入れるフォルダ)までたどっていく。

fs2 プロファイルフォルダを選択

 プロファイルフォルダのありかはOSによって異なる。Windowsの場合は「C:\Documents and Settings\user\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles」だし、Macの場合は「~/Library/Application Support/Firefox/Profiles」だ。ここに自分のプロファイルフォルダがある。1つしかない場合は、「xxxxxxxx.default」というようなファイル名になっているだろう。

 同期させたいフォルダを見つけたら、「Next」をクリックする。

*注意* 同期の設定をする前に、ブラウザの履歴はオフにすること。残念ながら、この作業をするためには履歴を有効にしておけない(これについては後述する)。履歴をオフにするには、「ツール」→「オプション」→「プライバシー」の「表示したページの履歴を●日分記憶する」のチェックをはずせばいい。

3. 新しいプロファイルの作成と、ほかのマシンの設定

 次は、メインマシンのFirefoxプロファイルをほかのマシンに同期させるためにFolderShareを設定する。だが、残りのマシンをセットアップする前に、安全のために残りのマシンに新しいFirefoxプロファイルを設定しておこう。新しいFirefoxプロファイルの作り方が分からなければ、この記事が参考になるだろう。

fs3

 新プロファイルを作った後(かつ同期のセットアップ前)、新しいプロファイルフォルダをたどってその内容を削除する。こうしておくとFolderShareが新しいプロファイルをゼロから同期しやすくなり、オリジナルのプロファイルで作っておいたクリーンな状態を、コンフリクト(2つのプロファイルがぶつかって)で台無しにする心配がなくなる。それからステップ2の作業をすべてのマシンで繰り返す。

 すべてのマシンで設定が終わったら、「Finish」をクリックする。

4. 同期

 変更があるたび自動的にフォルダを同期させるには(FolderShareを手動同期で使うなんてつまらない)、同期方法として「Automatic Sync」を選択しておく必要がある。確認できたら、画面右下の「Complete Setup and Start Syncing」をクリックし、FolderShareがFirefoxのプロファイルを設定済みのほかのマシンに同期するのをながめよう。

fs4

 これで全部だ。

 一言で言うと、新しいアドオン(あるいはブックマークなど)をマシンのどれかで追加するたび、FolderShareはその変更を、FolderShareが稼働しているすべてのコンピュータに反映させる。一度FolderShareでFirefoxの同期化を設定すれば、マシンAでFirefoxを使っている間は常に、その閲覧中にFirefoxが使ったアプリケーションデータはマシンB、マシンC、……へと同期される。次にこれらのマシンを起動したときには、最近インストールしたアドオンを含む最新のアプリケーションデータが整っているというわけだ。

制限事項

 この方法でFirefoxのプロファイルとアドオンを同期させると、次に挙げるような(これですべてとは限らない)制限がある。

  • 操作手順のところで言ったように、履歴は使えない。history.datファイルはプロファイルフォルダの奥深くに埋もれていて、いじられるのを嫌がる。そこでFolderShareは文句を言い、履歴が有効になっているかどうかというエラーメッセージをよこす。人によってはこれは受け入れがたいかもしれないが、Session Restoreと大量のキーワードブックマークを活用すれば、履歴がなくても意外に困らないものだ
  • わたしの知る範囲では、通常の状態ではブラウザとFolderShareは同時に動作するが、FolderShare稼働中にアドオンをインストールすると、コピーエラーが発生するかもしれない。でも、驚かないように。何度かそういうエラーが出たが、結果的に失望させられることはなかった
  • 当然のことながら、プラットフォーム依存のアドオンがどこででも動くようになるという奇跡は起こらない。同様に、問題を起こすアドオンも中にはあるだろう。私はLifehacker Code Firefoxをはじめとする幾つかのアドオンでこの方法を試してみたが、すべて魔法のようにうまくいった
  • FolderShareで同期するには、最低でも2台のコンピュータでFolderShareにログオンしている必要がある。FolderShareは変化を記録はせず、マシンの準備ができると同期をプッシュする。つまり、仕事中も自宅のマシンの電源は切れないということだ。双方のマシンが同時に稼働していれば、職場のマシンで新たにアドオンをインストールしたら、自宅のマシンにそれが同期される

代替ツール

 プロファイルを完全に同期するのが目的でなければ、Firefox同期化ツールはほかにもいいものが多数ある(アドオンを同期できるものはないが)。ブックマークの同期にはFoxmarksがいいだろう。人気のアドオン、GoogleBrowserSyncならブックマーク、パスワード、履歴、閲覧セッションを同期する(の002年6月9日の記事参照)。ただし、アドオンまでは同期しない。

 FolderShareはWindowsとMacにしか対応していないが、Linux用にもUnisonなど似たような同期ツールがある。ただ、私はこのツールをあまりじっくりとは使っていないので、もしかしたらちょっとした問題があるのに気付いていないかもしれない。

 ここで紹介したプロセスに取り組むもっといい方法を知っていたら、是非知らせてほしい。

本稿筆者アダム・パッシュはLifehackerのアソシエイトエディター。Firefoxの完璧な同期方法を地球のすみずみまで探し、今回紹介したのが最も完璧に近い方法だ。毎週火曜、Lifehacker上でHack AttackRSS)を連載中。



原文へのリンク

この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。

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