マイクロソフトによると、企業へのWindows Vista導入は、XPの時の10倍のペース。企業需要をさらに喚起するため、大規模企業向けの「Windows Vista Enterprise」動作確認済みのPCも提供していく。
「企業へのWindows Vista導入は、Windows XPの時と比較すると、かなりのペースで進んでいる。日本でのビジネスニーズとVistaの機能がうまくかみ合っているのではないか」
7月31日に行った記者発表会で、マイクロソフトのビジネス&マーケティング担当の左分利ユージン執行役は、企業へのWindows Vista導入状況について、このように話した。マイクロソフトによると2008年6月までに、企業でWindows Vistaを導入済み、あるいは導入予定の台数は約20万台。これはWindows XPの10倍のペースだという。
同社ではこのペースをさらに加速させるため、「Windows Vista Enterprise Readyキャンペーン」を実施。企業需要を喚起していく計画だ。
キャンペーンの目玉は、ソニー、東芝、NEC、日本ヒューレット・パッカード、富士通、松下電器、三菱、レノボの各PCメーカーが提供する「Windows Vista Enterprise Ready PC」。これは大規模企業ユーザー向けにマイクロソフトがライセンス提供するWindows Vista Enterpriseの動作を、各メーカーが確認したPCとなる。
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