三菱鉛筆の「ジェットストリーム」にマルチペン、リフィルを新開発仕事耕具

三菱鉛筆の「ジェットストリーム」シリーズに、多色・多機能のマルチペンが登場する。同シリーズで使われていた替え芯(リフィル)を改良。このリフィルは、三菱鉛筆のほかのマルチペンでも利用できるという。

» 2008年01月22日 17時09分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 三菱鉛筆は、なめらかな書き味が特徴のノック式油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズに、多色・多機能のマルチペンを追加する。

 ジェットストリームは2006年7月に発売した油性ボールペン。従来の油性インクを見直して低摩擦のインクを採用、なめらかに筆記できるのが特徴だ。インクの原材料だけではなく、溶剤や潤滑剤、着色剤なども大幅に変更し、インクの速乾性も向上させ、インク流出量を増やしたほか、色材に顔料を配合したことで線を濃く描くことも可能になったという。

 ただし特殊なインクを採用したため、ジェットストリームシリーズで使われている替え芯(リフィル)は、通常のボールペンよりも太く、多色ボールペン・多機能ペンにそのまま使用することができなかったという。

 1月28日に発売する「ジェットストリーム 3色ボールペン」と「ジェットストリーム 多機能ペン」では、新規にリフィルを開発。3色ボールペンのインク色は黒、赤、青で、ボール径は0.7ミリか1.0ミリのいずれかを選べる。一方、多機能ペンのインク色は黒と赤で、ボール径は0.7ミリのみ。シャープ芯径は0.5ミリとなっている。価格は3色ボールペンが400円、多機能ペンが520円。

 いずれも本体カラーは、透明、黒、水色、ピンク、緑の5色。ただし、3色ボールペンのボール径1.0ミリタイプは透明のみ。3色ボールペンの大きさが12.2×143.7ミリ(軸径×長さ)、重さが11.5グラム。多機能ペンは12.2×144.8ミリで、12.0グラム。通常版の軸径(11.3ミリ)よりは太いが、グリップ部にゲル素材を使用したアルファゲルタイプ(同13.3ミリ)よりは細い軸径となった。

 なお、新規開発したリフィルの大きさは3.0×87.7ミリ(軸径×長さ)で、三菱鉛筆が販売するほかのマルチペンでも利用できる。リフィルの価格は84円と通常のリフィル(63円程度)よりも割高だが、油性ボールペンのリフィルとしては珍しく、インクの逆流を防ぐツインボール機構を搭載するなど機能性も追求した。

 リフィルのインクカラーは当初、黒、赤、青の3種類のみだが、キャップ式も発売している海外ではピンク、緑、紫、水色、オレンジなども販売。三菱鉛筆では「キャップ式のほうがインクの保存に優れるが、国内のノック式でも多色化していきたい」としている。

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